【第二回】スタッフ紹介【髙橋祐貴】

みなさまこんにちは!!
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
世は10連休ですが、しのやは今日も営業中です☆
何はともあれ、スタッフ紹介のお時間ですよ!!


第二回ゲストは・・・平成の最後を飾るに相応しく!
居酒屋しのや桑野店店長、平成元年生まれの髙橋祐貴さんですー!

【現在のお仕事】

「仕事?別に俺、なんもしてない(笑)」
これがもはや口癖ですよ店長。
しのや桑野店の営業時間は17時~深夜2時まで。
書類や金銭管理・予約管理といった責任者の作業以外、
仕込みや営業中は、他のスタッフにしっかり任せています。
もちろん、まだまだ良い店舗にするために、一人一人の力を伸ばしています。

「仕込みは自分が手伝って間に合っても意味がない。
仕込みが間に合わなくて大変なのは自分の実力不足だってことを理解しなきゃいけない。
手伝わなきゃいけないラインを決めて、それ以外は任せることで成長を促す。だから手を出さない。
食材発注もアルバイトに実施させる。食材のリストを見てどんなものが使いたいかまで考えられるように。
農家さんと直接対応するのは自分だから、
新しい食材などは情報を得て入荷、調理してみて、と流すことはある。
新メニュー考案はこれからの課題かな。」

店長が「何もしていない」と言えること、それこそがスタッフの成長している証なんですね。

【店長の役割】

今年の五月で、入社二年。会社の中では、異例のスピード出世で店長職になりました。
部下が産休で突然社員一人になるやら、なんやら・・・かんやら・・・
いろいろあった祐貴くんの中で「店長像」とは。

「お店の潤滑油。
お客様とスタッフ、関係業者さんや農家さんとスタッフ、スタッフ同士・・・人と人の間に入ること。
接客好きじゃないし、料理そんなに詳しくないし。自信を持ってみんなに誇れるものは特にない。
接客でもS-1とか大会で上位に入れる自信もないし、
料理でも食べることは好きだけど、どこかで修業したわけでもないし、ただ調理技術を「知ってる」ぐらい。
どこかに特化して、何ができるから店長になったつもりはない。」

 

スキルではなく、人と人との関わりを大切にする姿勢。
その姿は、しっかり、スタッフも見てくれているようで。
「一言で言うと、熱い男です。」


インタビューの一か月前に聞いておいた、スタッフさんから見た店長の姿。
「優しいし、勉強熱心だし、熱い漢だし、自分のことより周りのことを考えてくれる、そんな店長です。
お客様のこと、スタッフのこと、お店のことを一番に考えてくれる人。」

二人に聞きましたが、「勉強熱心」や「勉強量・知識量」という言葉が共通していました。
スキルに自信はないと言いつつ、自分から常に成長しようとする姿を、
指導されるスタッフさんはちゃんと見て、良い影響を受けているみたいです。

そんな店長だからこその、仕事のやりがい。
「誰でもそうだと思うけど、単純にお客様が喜んでくれて
「ありがとう」「おいしかったよ」「楽しかった」って言われた瞬間はすごい嬉しい。
もちろんそれはあるけど、やっぱりスタッフの成長かな。
あぁこれできるようになったんだとか、ここまで考えるようになったんだとか。
成長を目の当たりにした時の方が、今はやりがいとして強いかな。
人それぞれに成長の仕方があって、声掛けの仕方も違って、理解力にも差があって。
指導に正解がないのは、楽しさでもあり難しさでもあり。」

祐貴くんの教育の基本は、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」だそうで。
想いを大事にする、そう、熱い漢。「しのやの松岡修三」と言っても過言はないと思います。

「でも別に、居酒屋のスペシャリストを作りたくて教育している訳ではない。
考え方、行動の仕方・・・社会人として、人として成長してほしい。
それが、結果として仕事に繋がる。」

教育の鬼なので、社員として欲しい人材も聞いてみました。
「必要なのはスキルじゃなくて、自分の理想を語れる、こうしたいって想いがあるかどうか。
社員になって何をしたいってビジョンがあれば、必要なスキルは後から付いてくるし。」

【飲食店・居酒屋の魅力】

しのや入社前は、某大手居酒屋チェーンに長く勤めていた祐貴くん。
ずっと見てきた業界だからこそ、魅力と課題を感じているそう。
「食べることは絶対すること。
もちろん、それが美味しいものであれば幸せを感じる。
その中でもこの会社だと、食材を一生懸命作ってくれる農家さんと深い繋がりを持てて。
その野菜をお客様に「おいしいね」って言ってもらえるのは、自分のことのように嬉しい。
「おいしい」って食べている姿を見れることも、ひとつの楽しみで、飲食店の良さだと思う。
居酒屋の夜の営業が辛いっていう感覚は個人的にはないけど、
それを一般的に払しょくするのが業界的には課題かな。」

理想の居酒屋は
「お客様にとって、生活の一部。帰ってくるお店。
スタッフに会いたいと思ってもらえる、会いたい・話したくてそこに行こうと思ってもらえる。
友達の家に遊びに行く感覚のお店。
営業中、お客様と話している時は「仕事している」って感覚はない。
もちろん令節は弁えつつ、「友達が飲みに来ている」ような感覚で接客している。
一緒に飲みに来ているようなかんじ。」

常連様でカウンターが埋まる店、居酒屋しのや桑野店です。

【しのやと共に、これからの展望】

祐貴くんはしのやに入社して、「向き合い方」が変わったそうです。
「今までは、自分主体、自分が良ければいいだったけど、
従業員とお客様の幸せだったり、Win-winの関係を築くようになったかな。」

同じ行動でも、向き合い方が変わるだけで、達成した時の喜びも大きくなる。
確かに、入社当時はもっと尖っていた気がします。
(スタッフ紹介の「それ効率悪いですよ」的なイメージ。)

その為か、会社でやりたいことは溢れんばかり。
「どんどんいろんなことやりたいな。
居酒屋だけじゃなくて、飲食以外でも、食に関わること。
フードフェスがそうだけど、郡山の風物詩的なイベントを主催する、とか。
あとは、しのやのブランド力を強くしたい。企業価値を上げていきたい。
あ、あと、高校とか学校行って会社説明会とか、中学の職業体験の場所提供とか。
世間の居酒屋の悪いイメージを変えたい。かっこいい職業、なりたい職業に。
「大学出てまで飲食に就職なんて」とか「子供が居酒屋でアルバイトなんて」とか、
そういうイメージは変えていかなきゃいけないなぁと。」

自分も、スタッフも、「居酒屋」という業界自体も
全て成長させる為に進み続ける髙橋店長です。

そして最後に・・・
【あなたにとってしのやとは】

「これから成長させていくもの。
創り上げていくもの。
行きつくところはね、社是・社訓なんですよ。
本気で向き合いますよ、俺は。」

以上!
上司と部下で座談会みたいになった第二回しのやスタッフインタビューでしたー!!