コロナウイルスで気づかされたこと、取り組んだこと

ただいま、世界的に蔓延している感染症「コロナウイルス」により私ども、飲食店特に、夜のお酒を提供しているお店は大打撃を受けております。

 

実際私の仲間のお店も多数閉店に追い込まれている先行きの見えない不安があります。そういうお話を聞くたびに、他人ごとでは片づけられないし、明日には自社もどうなるのだろうと不安に感じる毎日でした。一番はこの感染症の終息が見えないということが、不安をあおっていたかと思います。

 

その中で、当店、「居酒屋しのや」は4月7日、7都府県に初めて「緊急事態宣言」が出た、翌日から休業をすることを決めました。理由は、まさに緊急事態宣言の出た当日に東京からのお客様がご来店いただき、スタッフの中でかなりの動揺が見て取れたためです。実際にスタッフの声として、「お客様を迎え入れたいという気持ちと同時に、もし万が一、お店で感染症をお持ちのお客様がご来店したらと考えると怖い」という声が上がりました。私は、この時スタッフ、お客様の安全が担保できなければ、良いサービス仕事を遂行することができないと考え、翌日より休業としました。

 

そして、そこから私は会社存続のために削れる経費の精査をしたり、キャッシュフローを確認し、いつまで持ちこたえることが可能なのか、追加融資の検討等、考えることはたくさんありました。その中で、スタッフ、そしてスタッフの家族まで考えると弱音は吐けませんでしたが、重くプレッシャーとしてのしかかってきました。

 

そんな中1週間が過ぎ、スタッフを集めて今後の対策を話し合いました。その際いつも元気なスタッフ達がいつもより心なしか元気がなかったことを覚えています。弊社取締役泉田とも毎日のように金銭の話をし、スタッフや家族を守る体制を話し、スタッフの給与は最低でも8割は支給することを決めました。

 

そこで、スタッフ達も何もせずに給与をもらうのも嫌だということで、様々な研修を行いました。外部講師を招いて、心持ちや、仕事をなぜするのかという研修や、農家さんに出向いて農作業を体験させていただき、苦労やこだわりをお伺いしたり、生け花を活けて見る人(消費者)の立場で活けることの大切さを学んだりと多岐に渡り研修を行いました。

その中で、休業1週間たったころの元気のない顔はどこにいったのかと思うくらい活き活きとした表情でスタッフ達から、あれもやりたい、これもやりたいということがどんどんアイディアとして出てまいりました。

 

私が、このコロナ騒動の中で一番心が救われ、感動した瞬間でした。こんな社会が大変な時に、会社の存続や自分たちの給与を守るという考え方ではなく、こんな時だからこそ自社経営資源で社会の皆様の役に立てることは何だろう?と皆が積極的にアイディアを出して行動してくれたのです。

その中で、新商品の立案、メニュー表記の変更、お弁当事業、おつまみテイクアウト事業、惣菜加工業事業(通販)、野菜販売事業等飲食店としてしか今まで、事業展開をしてこなかった弊社としても幅が広がりました。

そんな中生まれた商品「伊達鶏もも一枚焼き天明大吟醸酒粕漬け焼」です。この商品は、日ごろからお世話になっている酒蔵さんの酒粕を使用し、その酒粕の酵素のチカラによりたんぱく質を分解し肉質を柔らかく、そして大吟醸と炭火の香りが食欲を増進します。

 

特に野菜販売事業は、コロナのこの状況がなければ、始めようとしなかった事業でした。元々は昨年9月ごろより始まり、飲食店のみへの卸事業でありました。しかし、コロナ禍における飲食店は営業すること自体もかなわぬ事態となりました。その中で、飲食店や、学校給食などに食材を卸していた農家さんは、販路が少なくなり、困っていました。そして、自粛要請されている方々は、家で料理をする機会が増えていることが、報じられていました。そこで、弊社の野菜流通事業で、消費者の方々と、農家さんを直接つなぐ事業として、販売をしてはどうかと考えました。利点が3つあります。

 

1つ目は、朝採れの野菜をお渡しできるので、新鮮なため日持ちがとてもすること。一般的な小売店などで並んでる野菜は、収穫してから3日~4日程経っていることがほとんどです。しかし、私どもは、朝採れたものをお渡しするので、1週間くらい日持ちがします。

 

2つ目は、栄養価が高くおいしいこと。旬のものを新鮮な状態でお渡しすることができるので、栄養価が高く、また、無農薬や減農薬、自然栽培や、JGAPという日本の農家基準を満たしていたりと、安心の生産者様と取引をしているので、美味しいだけでなく、安心、安全な食材です。

 

3つ目は、買い物によるコロナ感染リスクの軽減です。あらかじめ、商品を予約いただくことで、到着した際に車から降りずにドライブスルーにて商品の受け渡しをできます。また、一般的な流通に乗らない、皇室献上農家さんや、農林水産大臣賞の受賞農家さん等の希少な商品も取りあつかっているので、利用の価値ありです。

 

まとめになりますが、今回のコロナ騒動で、私をはじめスタッフ全員で自社を見つめ直す良いきっかけとなりました。また、スタッフの新たな可能性や、会社への帰属意識などに救われていることを再確認できたいい機会とし、今後も邁進していきたいと考えております。また、通常通り営業できる幸せや、長らくお会いできなかったお客様とお会いすることができることが当たり前ではなくありがたいことなのだと強く感じました。

 

今後ともみんなで楽しく、お客様に少しでも楽しく過ごしていただけるよう、精進していきますので今後ともよろしくお願いいたします。

 

末筆になりますが、乱文乱筆でございましたが、最後までご一読いただきまして本当にありがとうございました。

【おしらせ】本日6月1日より営業再開致しました。

この度6月1日より居酒屋しのや 郡山駅前本店、郡山桑野店 営業時間を変更して営業再開する事となりました!
感染症拡大防止に伴い、店舗を休業させて頂いてからの約2ヶ月が経ちましたが皆さまの支えによりなんとか生き延びる事ができております!誠にありがとうございます!これからもまだ自粛ムードが続いており中々外で飲む事に抵抗を感じる方もいらっしゃるかと思います。しのやも万全の予防対策に努め、来店される皆様が少しでも安心してご飲食出来るように心がけて参ります!本日からまた皆さんのお顔が拝見出来ると思うと我々もすごく楽しみです!また一緒に楽しい空間を創っていきましょう!!!ご来店お待ちしております!

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新入社員佐々木雄亮の白河市ガンバ農園アスパラガスリポート

皆さん、初めまして!
4月から、しのやの社員としてお世話になる佐々木雄亮です!元気と笑顔で頑張ります!よろしくお願いします!

早速ですが、ブログを書かせていただきます。
私たちは 3月26日(木) に白河市にある「ガンバ農園」を訪問してきました。
ガンバ農園では今、アスパラガスが出荷時期を迎えています。
そのアスパラガスを紹介して頂いたのは親方こと、ガンバ農園の「鈴木博之」さんです。親方のアスパラガスに対する愛情がそっくりそのまま美味しさとして表現されています。

さて、アスパラガスと聞いて、皆さんが思い浮かべることは何でしょうか?茹でると美味しい!勿論そうです。が!ここガンバ農園のアスパラガスは一味違います。なによりも甘い!
実はアスパラガスは、夏頃から冬の間が糖度を貯める期間に当たります。そのため、アスパラガスは1年を通して美味しく育てるための作業があるが故、作業に休みはありません。因みに、今年のアスパラガスの甘さの根源となる株の糖度は23度というから驚きです。これを実現させるためにおこなう生育時の努力があるからこそ、私たちはこれからの出荷時期に美味しい甘いアスパラガスが食べられるのです!

その美味しいアスパラガス。試しに断面を切って見せてもらうと、溢れてくる水分!この水分が甘みと、噛んだ際のジューシーさを生み出しているのです!しかし成長に伴いその水分量も減っていくそうです。やはり「美味しい次期」つまり旬にしっかりと味わうことが、農産物を食べる上での贅沢と言えるでしょう!

そんなアスパラガス栽培の中でも親方のこだわりは、殺菌、殺虫剤は基本的に使用しないこと。また、アスパラガスは鮮度が命ということで、取り置きはしないことだそうです。いいもの、新鮮なものをお客様に。という親方のモットーと、一番美味しい状態で食べてもらうための努力がそこにはありました。
実はその他にも親方のこだわりはあります!それは、夏場にも美味しいアスパラガスが食べられるようにすることです。夏場おいしいアスパラガスはいつの時期に食べても美味しい!ということで日々試行錯誤して、夏も美味しいアスパラガス栽培に取り組んでいます。

 

そして親方も自分一人で成功した訳では無いようです。
栽培をはじめた震災以降、これまでの感謝の気持ちを胸に、特に地元福島県内の方々に食べていただきたいという、地元愛を全面に押し出して活動しています。それに伴って賛同者も増えることで地域も活性化されて、これまで以上に親方の周りには多くの輪が出来上がっていく様な気がします。

その一員として、私たち飲食に携わる者としては、これからもこの生産者の気持ちを伝えていくために、目で見て耳でストーリーをきいて味わって美味しいという料理を提供していかなくてはと思います。

辛い時もあるけれどココロは負けずに、世の中に合わせたやり方をして物事に取り組むという親方の姿勢を胸に、私たちはその「美味しいもの」を提供して参ります。

それではぜひ、親方のアスパラガスを吟味しに、しのやへお越しください!以上、佐々木がお伝えしました。

【第七回】スタッフ紹介【篠原祐太郎】

しのやファンの皆様、大変長らくお待たせいたしました。

我が社の代表取締役、篠原祐太郎氏のご紹介をさせて頂きます!

社長の熱い気持ちを表現するには力不足感も否めませんが、僭越ながら編集致しました。
自分の注釈は蛇足かと思われましたので、取材にてお話しいただいたことだけをまとめております。


簡単に社長のプロフィールを、公にされている中でも堅めのものを引用して・・・

「飲食業界での経験を活かし、29歳で独立。
翌年に2号店をオープンさせた後、株式会社を設立。
お客様・従業員の幸せはもちろん、地域発展や若者の夢を応援できる企業を目指しています。」

あまり異常に堅くやりすぎると怒られますのでこれくらいで・・・(笑)
そんな社長の、従業員目線からのインタビューを、どうぞ!!


○居酒屋を起業した理由

「居酒屋は短所が長所になる場所だから。
身体的特徴の一般的に短所と呼ばれるところでも、自ら笑いに変えることでお客さんはそれだけで楽しんでくれる。
自分みたいな短所だらけの人間も、居酒屋で働くと輝けると思ったから、居酒屋を起業した。
震災がなかったら居酒屋しのやはなかったかもしれない。
今現在自分が持っているノウハウで自分がやりたいお店だったり、表現したいことを表現するっていうことを考えた時に、居酒屋っていう業態のお店を出すことが一番成功率の高いことかなって思った部分もあった。」

(泉田さんを誘った理由は?)
「最初は泉田さんとやる予定じゃなかった。
三人で創業する相談をするとか計画書を作る場に、なぜかいつも泉田さんもいて、お酒飲みながらどんなお店がいい、こういうお店を創ろうっていう意見が出て、すごく楽しかった。
自分以外のメンバーで当時、結婚して子供がいたのは泉田さんだけだった
そんな人を雇う、一緒に起業するっていうのは、すごくリスクのあることだと思った。
人数が増えれば増えるほど、自分が言いだしっぺで失敗したら、その人達も飯が食えなくなる。
一緒にやって満足のいく給料をあげられる自信がなくて、誘いづらかった。
けど、何故かあの人は一番最初に会社を辞めて。そう、誘う前に会社辞めたんだよ。
本当は創業してうまくいって二店舗目出す時に、絶対泉田さんは誘うつもりだった。
辞めたって言われて、そこから別の会社に勤められて1、2年後に誘いづらくなるのも嫌だったから、三人で話し合って改めて誘った感じ。」

(創業時の不安は?)
「起業の時は反対されることはなかったけど、むしろ居酒屋で夜勤務し始める当初は、めちゃめちゃ反対された。
夜働いて家にいないっていうこと自体が、奥さんからするとありえないと。
居酒屋の仕事をしながら家庭との両立を考えた時に、朝方帰ってきても子供の世話も家事も家族サービスも行ってきた。
自分がやりたい仕事をやるなら覚悟をもって、それでも家族を幸せにすることを考えたら、極端かもしれないけどそういう行動で示してきた。」

○作りたかった店舗の構想

「働いてる人、お客さんがすごく楽しいお店。」

○居酒屋に務めていなかったら

「居酒屋でなくても、飲食店はやっていたかな。
もともと父親が宿泊業をやっていて、自分が小学生の時に他界して、母親が経営していたけど一年足らずで廃業。
ゆくゆくはそのペンションを買い戻して経営したい、父親の意志を継ぎたいという気持ちがある。
お金が掛からずに、お金を稼ぎながら勉強できる技術を考えたら「旨い飯を作ること」に行きついた。
居酒屋に努めなくても、飲食店で料理の腕は磨いていたんじゃないかな。」

○泉田さんの第一印象

「目つきの悪い、柄の悪い人いるなと思った。
最初は、前の居酒屋で奥さんが常連で、その繋がりも後から知ったし。
しゃべれば気のいい人だと思ってたけど、本当に最初は、いいイメージではなかった。」

○居酒屋の店長像

「誰よりも向上心を持っていなくちゃいけないし、誰よりもお店を好きじゃなきゃいけないし、誰よりもみんなのこと考えていなきゃいけない。
お客さんともスタッフとも、誰よりも近い人間でいたいというのもあった。
一番先頭でふざけて楽しくやっていないと、その下のスタッフが楽しいことなんてまずないし。
あとは、店長は誰よりも先を見ていなきゃいけない。
現場のスタッフには目の前のお客さんを満足させることに集中してもらって、自分は数時間後、数か月後の先のことを見るように。
しゃべりながら遊びながら、先のことを考えるっていうのが店長の仕事かなと思っていた。
アルバイトだと間違われるような店長になりたかった。
風通しのいい、スタッフが自分になんでも言ってくれる環境が作りたかったし。」

○創業時と変わったこと

「やりたいことは変わらないけど、それに至る手段が変わってきた。
社長の立場じゃないとできない仕事をすることで、今現場にいるスタッフが将来、自分たちの生活の幅とか職業の選択肢を増やしたり、やりたいことを実現できるような土壌を創ることが今の仕事。
やっていることの本質は変わっていない。会社で誰よりも楽しんで仕事していると思う。
やろうとしていたことより壮大なことはしているかな。」

○仕事のモチベーション

「毎日じゃないかな。自分が出したお店に黙っていてもお客さんが来てくれて幸せだし。
そのお店でお世話になっている農家さんが作った野菜を調理して出して、お客さんが喜んでくれて。
自分が創りたい世界を実現できることって、こんな幸せなことはないよね。
自分はすごく幸せ者だなと思う。毎日がハッピーデー。」

○仕事と家庭の両立

「ちゃんと家族を大切に出来ない人間は、お客さんもスタッフを幸せにできないと思っているので、一番近くにいる家族にどうやって感謝を伝えるかが大事かなと。
家族との信頼関係は、他の家よりあると思う。でもそれは、奥さんの力が強い。
自分がいない時でも奥さんが子供に対して、不平不満じゃなく、自分がいかに子供を愛してるかとか家族の為に仕事しているかを伝えてくれているから、信頼関係が築けていると思う。」

○「しのやの店長」に求めるもの

「自分がやりたいことをやってもらえればいいと思う。
お店に対して、従業員に対しての想いはもっていてほしいと思うけど、それをどう表現するかはその人の自由。
店長っていう仕事は責任があるし、覚悟がいる仕事だと思うから、誰かに言われてやる仕事じゃない。
自分がやりたいことがないと店長ってやっちゃいけないと思う。
自分が見られる範囲のスタッフやお客さんを一生懸命大事にするのが、店舗の店長だと思う。」

○やりたいこと(事業)

「教育!
自分が働くようになって働くことがこんなに楽しいと思うけど、学生時代は働くっていうことにネガティブなイメージを持っていた。
働くことの楽しさ、有意義な時間を過ごせること、色んな勉強ができる楽しさを知ってほしい。
早く社会に出たいとか、どんなことがやりたいとかを考えて勉強する学生さんが増えることで、福島県という土地がもっと魅力的になっていくと思う。
そのために、今のうちからやっていきたい。
子供たちにもっと地元の企業を近く感じてもらいたい。
教育っていうか、学生と触れ合いたい、話したい。」

○やりたいこと(社内交流)

「もっと従業員と遊んだ方がいいと思うんだよなぁ。
俺がやりたいことじゃなくて、みんながやりたいことをやったらいいよ。
あとは、単純に遊びにいくか。
みんなで温泉旅行とか。仕事のことしゃべるの禁止にして。」

○何したら喜んでくれますか

「みんなが楽しんでればそれが嬉しいんじゃない?」

○あなたにとってしのやとは

「言葉にすると安っぽくなるなぁ。
家族であり、友達であり、戦友であり・・・
しのやはしのやでしかないよね。何事にも代えがたいもの。
誰よりもスタッフ好きだし、お客さん好きだし、生産者さんのこと好きだし。愛だよね、愛。
愛すべき馬鹿が集う場所、じゃない?馬鹿はよくないか・・・
予想のつかないもの。びっくり箱。」

以上、社長との対談でございました!


社員紹介ブログ、満を持しての社長回でしたが
新入社員が増える度に更新予定ですので最終回にはなりません!!
今年もたくさんの皆様にお世話になりました、ありがとうございます。
来年もどうぞ、よろしくお願い致します!!!
年末更新の山内でした~!

【第六回】スタッフ紹介【泉田将徳】

予告編のアップからひと月・・・
大変お待たせいたしました!すみません!
本編二本立て同時公開です。映画みたいですね!アッ、ハイ、ゴメンナサイ


まずは我が社取締役、泉田将徳さんです!

今回は泉田さんの簡潔かつストイックな返しを皆様にも体感して頂きたく、自分の説明などの蛇足な部分は入れておりません。
力不足感は否めませんが、なるべく伝わるような編集を心掛けました!

○居酒屋を起業した理由

「みんなが居酒屋をやろうとしていたから。
自分が居酒屋をやろうとした訳ではなく、居酒屋を起業しようとしていた三人のメンバーに最後に加わっただけ。」

(メンバーに入った理由は?)
「当時勤めていた会社に飽きたから。このままいっても自分が成長しないと思って。
休みもあって、ボーナスもあって給料の面でも待遇はよかったけど、仕事の中身はあまり面白くなかった。
とりあえずそこで人の繋がりを作ることと、なるべく早く出世したいっていうのがあって。
もともと30才には自分で飲食をやろうと思っていた。」

(起業の不安は?)
「自分はやるだけだからね。
どちらかといえば嫁が二人目を妊娠中で、最終的には話して理解をもらってから動いた。
もしだめって言われていたらやらなかったと思う。」

○つくりたかった店舗の構想

「ない!(笑)
起業メンバーそれぞれの特色、やりたいことっていうピースが決まっていたから、自分はやろうと思えばどこでも出来たから、サブに入るような感じだった。最初はドリンカーにいたし。
最初のころは、店舗の営業を回すことに力を使っていた。スタッフそれぞれ光るものがあるんだけど、各自が飛び抜けたことだけやっていても回らないから。お客様もスタッフも全体を見る人間が一人はいないと。
自分でどういう店にしようっていうのはなかったかな。
逆に社長には、自分が借金してリスク背負っているんだから、自分がやりたい店をやったらとは話していた。」

○居酒屋に務めていなかったら

「飲食でもなければ、仕事自体していないんじゃない?
中学を卒業した時には飲食業をやることを決めていた。
実家が自営業で忙しくて、教わったのはキャッチボールと自分で自分の飯を作ることの二つだった。
野球で飯を食えないとわかってからは、勉強もしていないし飲食しか残っていなかった。
勉強は昔から好きじゃない。本も読まないし。
答えが一個に決められている理数系は好きじゃない。
料理、飲食はおいしいっていう正解があって、それに至る過程を自由に決められるのがいい。」

○社長の第一印象

「庄屋で初めて会って、まぁその前から野球で名前は知ってたけど・・・なんだろう、テキトー?(笑)
最初にしゃべった時は別に自分の職業も言ってなかったし、名刺出来て渡したら「同業かよ、最初に言ってよ」って。それで今度飲みに行こうってなって、しばらく店に出てないと思ったら、あっち入院してたの。
その後何人かで飲みに行ったのが最初かな。それが12月に週三とかで飲むようになって。
起業の話はそのだいぶ後かな。」

○居酒屋の店長像

「目標にしていた人物像は、ない。
そこの人物像の正解は、自分じゃなくて周りが決めることだと思っているから。
その時いたスタッフが楽しい雰囲気を作れている人間なら、それが正解なのかな。
自分がいいと思ってても周りと合ってなかったら違うし。
こういう人になりたいとかは、持たないようにしていた。
理想の形とか人とか、聞かれてもわからない。」

○創業時と変わったこと

「人がいなくなりました!
会社になってからの目標自体、三人とも考え方もバラバラだった。
五年計画で自分は出店数も10店舗行かないくらいの構想でいた。」

(仕事に対しての考え方は?)
「考え方も変わってはいないんじゃない?やることをやるだけだから。
創業当初はやらなきゃいけないことがあって、それをとりあえずやっていくだけだったけど、やることを作るっていうことに変わった。」

○仕事のモチベーション

「モチベーションなんてものは、ない。
そんなものを持とうとするからそれに左右されて、自分の気分とかやる気で仕事ができるできないと変わる訳で。
モチベーションという概念がなければ、気分が沈んでいようがやることは変わらない。
個人的感情でみんなの給料が上がるんだったいくらでも出すけど。
みんなが幸せになれればいいと思う。
そう思わせてくれるスタッフがいるっていうのは幸せなことだと思うね。」

○「しのやの店長」に求めるもの

「何もいらないんじゃない?
そういうことを考えすぎてるからなれないのかもしれない。
やればやるで誰でもできると思う、今のメンバーは。
責任なんてものはその立場にならないとわからないし、それでいいと思う。」

○仕事と家族の両立

「それは自分じゃなくて、奥さんだと思う。自分が何かやっているというよりは。
仕事の話でも、お客さんとの付き合いの話でも、なんでも話すし。」

○やりたいこと(事業)

「その時にやるべきことがあって必要なことがあればなんでもやるんじゃない。」

○やりたいこと(社内交流)

「もうちょっとやってもいいのかなぁとは思う。
節目ではやった方がいいよね、忘年会とか新年会とか。」

○何したら喜んでくれますか

「人に喜ばせてもらおうと思って生きてないから。
みんなが喜んでいたら喜ぶんじゃない?
みんなの給料が上がって稼げるようになったら、良かったってなるのかもしれない。
数字が確保できるなら営業時間も短縮したいと思うし。」

○あなたにとってしのやとは

職場です。(即答)
あえて何って考えなくても、一部になっているというか。
毎日意識しないでやっていること、普通の人がトイレ行くぐらいの気持ちで、当たり前にしのやに来る。
トイレ。しのやはトイレです。」

以上、しのやストイック王、泉田さんのインタビューでした!


実は私、泉田さんと面と向かってしっかりお話をさせて頂くのは、今回の取材が初めてでございました。
取材中何度「ストイック!」と言ったかわかりません。
現実的な面でスタッフもお店も支えてくれる、支柱のような方だと再認識いたしました。
記事で伝え切れているかはわかりませんが・・・

それでは、感情面と精神的な支柱である篠原社長の回に続きます!

【予告編】スタッフ紹介【取締役】

みなさん、こんにちは!
スタッフ紹介も大詰めを迎えて参りました。
我らがしのや取締役、お二人の取材をさせていただきましたよ!!
一つにまとめようとしたところ大変な文量になり、読むのも疲れてしまうことを懸念し・・・
今回は予告編という形で、お二人に共通して質問した内容をコンパクトにまとめてみました。
本当に語った内容、本編への興味がそそられるのではないかと思います。
共通なものと真逆のものがあり、そこもポイントです。

○「居酒屋」を起業した理由

篠「居酒屋は短所が長所になる場所だから。
身体的特徴の一般的に短所と呼ばれるところでも、自ら笑いに変えることでお客さんはそれだけで楽しんでくれる。
自分みたいな短所だらけの人間も、居酒屋で働くと輝けると思ったから、居酒屋を起業した。」

泉「居酒屋を企業しようとしていた三人の創業メンバーに最後に加わったっていうだけ。
あとは、当時勤めていた会社に飽きたから。このままいっても自分が成長しないと思って」

○作りたかった店舗の構想

篠「働いてる人、お客さんがすごく楽しいお店。」

泉「ない。社長には、起業のリスクを背負った分やりたい店をやったらとは伝えていた。
最初のころは、店舗の営業を回すことに力を使っていた。」

○居酒屋に務めていなかったら

篠「居酒屋でなくても、飲食店には務めていたと思う」

泉「飲食でもなければ、仕事していないんじゃない?」

○お互いの第一印象

篠「目つきの悪い、柄の悪い人いるなと思った。」

泉「テキトー?」

○理想の居酒屋店長

篠「誰よりも向上心があり、お店を好きで、みんなのことを考えて、先を見る、距離感の近い人間。
しゃべりながら遊びながら、アルバイトだと思われるくらい近しくて、それでも先のことを考える店長でありたいと思っていた」

泉「目標にしていた人物像はない。
その正解は自分ではなく周りが決めることで、こういう人とかは決めないようにしていた」

○創業時と変わったこと

篠「やりたいことは変わらないけど、それに至る手段が変わってきた。
社長の立場じゃないとできない仕事をすることで、今現場にいるスタッフが将来やりたいことを実現できるような土壌を創ることが今の仕事になった。」

泉「やることをやるだけっていう考え方は変わらないけど、やることを創るっていう仕事に変わってきた。」

○モチベーション

篠「自分が創りたい世界を実現できる毎日が幸せ」

泉「モチベーションなんてものはない。」

○仕事と家庭の両立

篠「家族に感謝を伝えて信頼関係をつくること。でも、自分が何かしてるっていうよりも奥さんの力が強い」

泉「自分がどうこうよりも、奥さんだと思う」

○しのやの店長に求めるもの

篠「自分がやりたいことをやってもらえればいいと思う。」

泉「何もいらないんじゃない?
そういうことを考えすぎてるからなれないのかもしれない。」

○今やりたいこと(事業)

篠「教育?働くことの楽しさ、有意義な時間を過ごせること、色んな勉強ができる楽しさを知ってほしい。
教育っていうか、学生と触れ合いたい、話したい。」

泉「その時にやるべきことがあって必要なことがあればなんでもやるんじゃない。」

○今やりたいこと(社内交流)

篠「もっと従業員と遊んだ方がいいと思うんだよなぁ。
みんなで温泉旅行とか。仕事のことしゃべるの禁止にして。」

泉「もうちょっとやってもいいのかなとは思う。
節目ではやったほうがいいよね。忘年会とか新年会とか。」

○何したら喜んでくれますか

篠「みんなが楽しんでればそれが嬉しいんじゃない?」

泉「人に喜ばせてもらおうと思って生きてないから。
みんなが喜んでいたら喜ぶんじゃない?」

○あなたにとってしのやとは

篠「しのやはしのやでしかないよね。」

泉「職場です(即答)」

曙酒造レポート 執筆者須賀川店渡辺克直


皆さんこんにちは。
しのや須賀川店の渡邉克直です。
人生で初めてのブログでとても緊張しています。笑
文章にするのが苦手で皆様に上手く伝わるか解りませんが一所懸命考えましたので最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

先日、曙酒造さんにお邪魔してきて蔵の見学をさせて頂きました。
率直に感じた事と私の日本酒に対する思いをお話ししたいと思います。

曙酒造さんは会津坂下にあり創業はなんと1904年。
とても歴史のある酒蔵さんです。
蔵を案内して頂いたのは杜氏の鈴木孝市さんです。
しのやに入社してから2度曙酒造さんにお邪魔しましたが孝市さんは日本酒に詳しくない私にも解りやすく丁寧に、熱い想いを真剣に話してくれるとても優しい杜氏さんです。
蔵の中はというと2月にお邪魔したのでとても寒かったです。笑
蔵内はとても綺麗で隅々まで清潔に保たれていました。
1年前にお伺いした時よりも新しい設備が増えていてより良い物作りへのこだわりも感じられました。
酒作りをお手伝させて頂いた率直な感想はというと。

こんなに大変なんだな、、、。
蒸し上がったお米を走って運んだり、力がいる袋詰め、一つ一つ手汲みでの瓶詰め、そして寒い中での作業。
手間と時間をかけて美味しい日本酒が出来上がるんだな~と身をもって体験してきました。

機械での作業ばかりだと思っていた自分が恥ずかしいです。笑

曙酒造さんと言えばしのやのお客様にはお馴染みの「天明」「一生青春」「snow drop」を醸す酒蔵さんで有名ですよね。

私が1番にお客様におすすめしてるのがsnow dropです。
もちろん天明と一生青春も素晴らしい日本酒ですが私がおすすめするのはsnow dropです。

なぜかと言うと私はお酒が苦手です。
日本酒は若いときにイッキ飲みさせられた記憶しかありませんし。笑
しのやに入社するまで日本酒は美味しくないものと思っていましたし。
そんな私ですがsnow dropを飲んで日本酒のイメージが変わりました。
これならお酒が苦手な私でも飲めると思ったのをきっかけにお店にある日本酒をテイスティングするようになりました。
テイスティングを重ねるうちに初めは解らなかった味の違いが少しずつ解るようになってきました。
中には美味しいと思える日本酒もあります。
料理とのペアリングで飲みやすくなったり温度を変えて熱燗でなら飲めたり。
お酒自体が苦手、お酒は好きだけど日本酒はちょっとなぁ~と思ってるお客様にsnow dropを飲んで日本酒に興味を持ってもらうきっかけになってもらえればと思っています。
お酒が苦手な私でも美味しいと思える日本酒に出会えました。
しのやに来店されるお酒が苦手なお客様にも美味しい日本酒に出会って欲しいと思います。

そんな曙酒造としのやのコラボ商品のしのやSPも皆さんに1度は飲んで頂きたい商品です。
スタッフが手汲み、手詰めしたしのやSP純米酒赤磐雄町 直汲み無濾過生原酒です。
酒米に岡山県の赤磐市の雄町を使用。
微発砲で米の旨み、甘みのバランスを感じる事ができます。
アルコール感は少し強めですが後味はさっぱりしているのでとめも飲みやすくなっています。
しのやSPはしのや3店舗でしか飲めないので是非とも1度は飲んでもらいたいです。

松崎酒造さんへお邪魔しました!

ご無沙汰しております。                                           

2019年の抱負は楽しく!チャレンジ!クオリティアップ!です!                                               

張り切ってまいりましょう!!                                               

                                                       

さて、今年初めてのブログは                                                  

全国新酒鑑評会で4年連続金賞受賞、

全国の有名蔵が集まる市販酒のコンテストでも優秀な成績を収める

「廣戸川」を醸す松崎酒造さんをクローズアップしますよ!                                                       

先日、松崎酒造さんにお邪魔して酒蔵見学をさせていただきました。                                         

                                                       

杜氏の祐行さんがイケメンなこと!                                                     

                                                         

いつお会いしても物腰やわらかで爽やかな杜氏さんです。                                             

                                                       

突然ですが、みなさん日本酒の基本はご存知ですか??                                                 

上級者さんは「話を戻します」まで飛ばして下さい!                                                     

                                                       

Q.日本酒は何からできているの?                                           

A.日本酒の原料は「米」と「水」と「米麹」です。                                          

                                                       

:普段食べている「米」とは違い、「酒米好適米」と言って酒造用に適した米を使います。

様々な米の品種が栽培されています。                                                  

松崎酒造さんは「夢の香」をメインに使用されています。                                             

                                                       

:日本酒造りには大量の水が使われます。日本酒造りに用いる水を「仕込水」と言い、清らかで、豊かで、不要な成分を含まない水が不可欠です。                                             

天栄村の清らかな水が良い仕事をしているのですね。                                                     

                                                       

米麹:蒸した米に「麹菌」というカビの一種を繁殖させたもの。                                                   

アルコール発酵をさせるためには糖分が必要ですが、

米には糖分が無いので「米麹」が米に含まれるデンプンを糖分に変える役割を果たします。                                                 

杜氏さんの穏やかなお人柄の内にある、毎年調合等、挑戦されている熱い姿に感激しました。                                                

                                                       

Q.日本酒の特定名称ってなに?                                              

日本酒のラベルによく記されている「本醸造」「純米酒」「吟醸酒」などの名称を見たことはありますか?                                                                                         

A.簡単に言えば日本酒の「種類」です。

原料や米の精米具合によって表示できる名称が異なります。                                                   

                                                       

まずは、2つの観点を軸に分類されます。                                           

                                                       

 アルコールの添加の有無                                                     

 米をどのくらい精米したか                                                 

                                                       

この2つの観点を軸にして、8種類の名称があります。                                                 

                                                       

                                                       

【本醸造タイプ】醸造アルコール添加                                                  

・本醸造…精米歩合70%以下                                                 

・特別本醸造…精米歩合60%以下または特別な製造方法                                                

・吟醸酒…吟醸造りで精米歩合60%以下                                             

・大吟醸…吟醸造りで精米歩合50%以下                                             

                                                       

                                                       

【純米タイプ】醸造アルコール無添加。米と米麹のみ使用。                                          

・純米酒…精米歩合70%以下                                                 

・特別純米…精米歩合60%以下または特別な製造方法                                                   

・純米吟醸…吟醸造りで精米歩合60%以下                                         

・純米大吟醸…吟醸造りで精米歩合50%以下                                                    

                                                       

このように分類されています。                                               

                                                       

松崎酒造さんは純米が65%以上です。                                              

しのやで取り扱っております松崎酒造さんの「廣戸川」は                                                                        

本醸造、特別純米、純米、純米吟醸の4種類です!                                          

                                                       

                                                       

Q.日本酒はどのようにつくられているの?                                          

                                                       

 精米 ~お米を削る~                                          

まず原料であるお米(玄米)を磨きます。                                               

たんぱく質や脂肪が多い、周りの部分を削ることによって、お米の美味しい部分だけを残すそうです。                                               

削って残った部分の割合を「精米歩合」といい、この割合によって日本酒の種類が変わってきます。                                                   

お米を削れば削る程、割れないようにゆっくり削る必要があり、その分時間もかかったり、たくさんの米粒が必要だったりするため、高価なお酒になるそうです。                                                    

精米歩合の数字が低いほど、お米はより磨かれていてグレードが上がっていくそうです。                                                       

                                                       

                                                       

 洗米・浸漬 ~米を洗い、吸水する~                                             

蒸米をつくるために、ムラなのないよう、厳密に時間を図って水を吸わせます。                                                   

洗米機を使う場合が多いですが、精米歩合が高い米は柔らかく砕けやすいので、手作業で行われることが多いそうです。                                               

蒸米の仕上がりに直結するので正確さが要求されます。                                                 

                                                   

                                                       

 蒸し ~仕込みに適した米に蒸し上げる~                                                    

巨大なせいろの中に米を入れ、強い蒸気で蒸します。                                                     

蒸しあがった米は冷気で冷まし、次の作業に備えられます。                                          

                                                       

                                                       

 製麹(せいきく) ~蒸米に麹菌を繁殖させ麹をつくる~                                                  

麹の中で生産された糖化酵素というものが、米のデンプンを分解して糖分を作り、その糖分を酵母が食べることによってアルコールが生産されるそうです。

うまく麹菌を繁殖するよう温度管理に気を遣いながらつくられるのです                                                                                      

                                                        

 酒母(しゅぼ)作り ~お酒のもとをつくる~                                                     

出来上がった麹と蒸米と仕込水に酵母を混ぜ、培養します。

                                          

この作業を経て、甘い香りを漂わす酵母が出来上がります                                          

                                                       

                                                       

 もろみ作り ~酒母を土台に仕込む~                                             

出来上がった酒母に麹、蒸米、水を加えて、もろみを造ります。じっくりと醸されていき、熟成もろみが出来上がります。                                               

                                                       

                                                       

 上槽(じょうそう) ~もろみを絞って清酒と酒粕に分ける~                                                     

松崎酒造さんは1200㎏のうち、500㎏弱ほどの粕が出るそうです。                                           

                                                       

 ろ過 ~固形物や異物を除去する~                                                 

                                                       

                                                       

 火入れ ~加熱をして殺菌し酒質の安定を図る~                                         

火入れがされていないお酒を「生酒」といいます。                                          

殺菌処理が行われていないため早く飲まないと本来の味が変わってしまうそうです。                                            

松崎酒造さんの生酒は完全受注分のみの生産です。                                          

                                                       

 貯蔵・加水 ~貯蔵熟成で風味を増しながら出荷を待つ~                                                        

松崎酒造さんは、サーマルタンクで保管し、出てきたお酒をマイナス温度で瓶詰めされます。                                                

1日に180㎏瓶詰めされて出荷となるそうです。                              

                    

こうやって私たちの手元へ届けられているですね。                                                      

A.相当な時間と手間暇がかかっていることが分かりました。                                          

                                                       

話を戻します。                                            

                                                       

まずはお洒落な蔵の中でお話を伺いました。                                                     

醸造開始は10月から、後半は4月に甑倒しとのことです。                                          

なんと2020年に向けて新しい建屋を建設予定との事です。                                                    

                                                       

今回特別に「麹室」と呼ばれるお部屋に入れていただきました。                                                 

新しい木製の建屋で木の香りがしていました。 

 

                                                 

前室で麹菌を定着させるために、もわっとする40度の温度で50時間寝かせているそうです。                                                                                                    

棚部屋ではステンレスの容器で1回に120㎏の麹をつくっていました。                   12-3㎝の高さにし、手入れた時間が分かるよう、機械が導入されていました。     温度は33度設定になっており、外気との温度差があるのに眼鏡が曇らないんです。なんとまあ、すごいですね。                                           

                                                       

次は麹の寝床=分析室に入れていただきました。                                              

機械で9-10種類の麹菌を分析しているそうです。                                            

                                                       

次は酒蔵です。                                            

中の温度は5度で、ひんやり。既にお酒の香りが漂っていました。                                             

大きな酒造タンクが並んでおり、なんと1200㎏も入るそうです。                                              

タンクの周りには細いホースがぐるぐると巻き付けられていて、このホースに冷水を通してタンク内の温度を保っているそうです。                                                      

梯子に登り、タンクの中を覗かせていただくと、もろみが息をしているかのようにポコポコと動いていました。                                               

                                              

                                               

                                                       

                                                       

最後にアルコール16.5%の原酒を試飲させていただきました。                                                    

 

いつも穏やかにお話してくださる中に、熱い思いと時間と丹精を込めて大変丁寧につくられている杜氏のお人柄と同じように、優しいながらも力強さがしっかりと感じられる味でした。美味しかったです!                                           

                                                       

松崎酒造さんへお邪魔し、お話を聞いたり、酒蔵を見学させていただいたり、実際に試飲させていただいたりと、大変勉強になりました。                                                                   

教えてくださいました祐行さんありがとうございました!                                                                                        

しのやにお越しの際は是非、美味しい廣戸川を味わってみてくださいね。                                                

今日も元気にお待ちしております!!!                                              

2017年しのや感謝祭動画公開

皆様こんにちは!!しのや代表篠原でございます。今年の9月3日に開催した「しのや感謝祭」こちらを動画にまとめてみました。


https://youtu.be/tW_ZXKo8vVE

 

動画では、感謝祭を通して表現したかった内容等恥ずかしながらインタビュー形式で作成させていただきました。恥ずかしかったですが、嘘偽りなく自分の言葉で表現させていただきましたので是非ご覧いただけたなら幸いでございます。

 

ちなみに一発撮りなので日本語が間違ってる。しゃべり方が気持ち悪い。聞きずらい。篠原きらい。等々のクレームは一切受け付けられませんのでご了承ください。笑

 

尚、こちらの動画に載ってしまってまずい方はこちらまで!!

https://shinoya.co/contact.php

 

この思いを胸にいつも仕事に「チームしのや」としてスタッフ一同頑張っていますので今後ともよろしくお願いいたします。

須賀川市にお住まいの方初めまして

皆様こんにちわ!!しのやの篠原です。

 

遂に3店舗目である居酒屋しのや須賀川店オープンいたしました!!しのや須賀川店のコンセプトは、従来のしのやの商品を売れ筋の商品にのみしぼり、商品数を減らし、その代わりにその季節にある食材やお酒にスポットを当てました。

「ふくしまの旬を味わえるお店」

福島には多種多様な食材、お酒がありそれを美味しく食べる食文化も多様にあります。それは季節ごとにいや、月ごとや週ごとに違います。それを「居酒屋しのや」今日の福島を楽しめるお店を目標としてお客様に表現できたらと思います。

内装は極めてシンプルにお座敷のお席とカウンター席のみの全80席の二階建てのお店でございます。

中には掘りごたつ席の10名様まで入れる個室を用意。接待や大事な方とのお食事にも最適です。

 

2階のお座敷席は全50名様まで入れます!!通常は写真のように4名様ずつのテーブル席にしていて15名様程度の個室にすることもできます。

店長の紹介も致します。

名前 鈴木貴文

生年月日 昭和60年11月28日

出身地 古殿町

出身校 日本調理技術専門学校

様々なジャンルの飲食店に勤務。和・洋・中にジャンルを超えた商品の提供が可能です。メニューにない商品のご注文にも喜んで対応いたします。

こんな須賀川店ですが、オープンしたてでご迷惑おかけしますが、ぜひご来店してみてくださいませ。よろしくお願いいたします。