【第四回】スタッフ紹介【田辺雄大】

お待たせしました、スタッフ紹介です。
とうとう大詰めとなりました。

今回は社員最年少二人目にして、社員歴は社員で最長。
居酒屋しのや駅前本店所属の
田辺雄大さんです!!

○現在のお仕事内容

居酒屋しのや駅前本店で、現在は店長代行として店舗を任される田辺さん。
五月末で常松さんが抜けたこともあって、新しいポジションで悪戦苦闘しながらの営業は毎日忙しく。
そこにセミナーや生産地見学、店舗ミーティングに店長会議・・・などなど、聞いただけでも目のまわるような忙しさ。

「今やってるのはまず、店長代行としての店舗運営。
営業中は調理場、六月からは刺し場でカウンター前に。克さんは焼場だから。
刺し場をアルバイトに教えるとかは、まだかな。
コンロのオーダーだけで回せていないので、アルバイト自身に教わる余裕がないと思う。
調理場のアルバイトはメインで二人、営業が忙しい時にちょっとホールのアルバイトが手伝いにくるような形。」

個人的なイメージでは、駅前店は鮮魚と地物野菜でメニュー構成をしていて、お客様もそれが目当てでの利用が多いように思っていました。というか、桑野店との違いを説明する時の常套句でした。
実際、自分が働いていた時には各テーブルに船盛りが乗っていたような印象があります。
そんな駅前店で、今まで焼き鳥を守っていた田辺さんが、魚を捌き、カウンターのお客様と会話する姿は、実は想像すらあまりできません。

「自分の考えとしては魚よりも、地元で作られた野菜を販売した方が、思い入れも違うし、調理の幅も違う。
ホールスタッフやカウンターの自分が説明する時も、見学した農家さんの野菜だったりしたら、しやすさだって違う。
もちろん、地物野菜だけって固執はしないけど、鮮魚の取り扱いも美味しく飲んでもらうための、俺ができる手数の一つとしか思っていない。」

言葉で説明するよりも食べたらいい、どんだけ美味しいか。
そう勧める田辺さんの言葉は、体験談で身近に感じて本当に食べてみたいと思うものでした。
嫌いなものがあるからこそ田辺さんには、語り尽くせない「食べたときの感動」があるんだと思います。

○飲食店と居酒屋の魅力

「誰でも出来ることでしょ。資格なくても、スキルがなくても、別に入ってから料理はできるし、包丁も使えるし。
拘束時間が長いとか、辛いとか、飲食店のイメージは変えたいとは思う。
高校生や大学生の就職活動で、例えば実家を継ぐとか目的がない限り、今のイメージじゃ飲食店の募集に魅力は感じないと思う。稼げそう、やりがいがありそう、面白そう・・・そんな夢を見られないイメージと環境が出来上がってる。
自分がバイトあがりだから、まずはそこのイメージを変えていきたい。」

居酒屋に勤めたい!と一念発起して入社したわけではなく、お世話になっていた社長に誘われたから、という人情に熱い田辺さん。
なので、居酒屋の魅力というか好みを聞く形になりました。

「自分が行くなら、小奇麗で気を使うような居酒屋とかは自分が苦手かな。勉強として行くだけになっちゃう。
楽しみでいくとしたら綺麗すぎず気を使わず居やすくて、あとやきとりがあればいい。
穴場の個人店とかは、常連さんばっかりで入り辛くなっちゃうから、その中間くらいのところかな。」

○理想の店舗

人事異動が一旦終わって、これからどんな店になっていくのか楽しみな駅前店。
店舗運営をする上での方向性を聞きました。

「【利用するお客様側】ではなくて、どうしても【働くスタッフ側】からの考えになってしまうけど。
なによりも、とりあえずスタッフがどう思うかを第一に考えたい。
スタッフが働きやすい店。新しい子が入りやすい店にしたい。
みんなと話し合いながら店舗創ってくような感じ。どうしたいこうしたいっていうのは、まず自分がなんでも聞くし。
仕事上で指示することはあっても、やっていることを否定はしたくない。人に強要はしたくないから。

ただやっぱり、一店舗目として変えちゃいけない部分があるし、それがプレッシャーに感じることもある。
どんな店にしたいっていう希望以前に、守らなきゃいけないと思う。」

勉強が苦手、という田辺さん。
そう思っている分なのか、人一倍考えていて、人に聞くことでコミュニケーションをとっている印象を受けました。
そんな田辺さんを間近で見ているお二人の意見がこちらです。

「口調はキツい時があるけど、なによりアルバイトさんのこと考えてて、一緒に考えながら指導してる。
口は悪いけど、アルバイトさんのことをすごく大事にしてると思う。」


「口悪いですけどね。
同じ目線で居られる唯一の相手だと思ってますし、すごく助かってるしやりやすい。
少しため込んで考えすぎちゃう部分があるので、そこは自分と割る2したらちょうどいいのになーと思う。
今すごく店舗の雰囲気もいいので、あとは田辺さんが前に出て、先導してくれればもっと良くなるかな。」

口調がきつくて誤解されやすい優しい人、というのがよくわかりました(笑)

○しのやで変わったこと

「俺、あんま変わってないんじゃないかな。入った頃と、その前からも。
ここで「メンタルが強くなりました」なんて言ったらややこしい。全然、メンタルなんて強くなってない。
暗黒期?誰しも通って来るでしょうよ、会社に入ったら。何やってもうまくいかない、考えてやっても全然はまらない、そんな時が。でも結局乗り越えるしかないんですよ、止まってたって辛いままだし。
自分はまず、忙しすぎて辞めたいとか思う隙もなかったと思う。初期とか営業時間も長いし、営業を回すための準備の時間だって必要だし。もう、その時の記憶があんまりない。
変わったというか、教訓として得たこととしては「辛い時こそ突っ走れ」っていう感じかな。がむしゃらにやるっていうことは、変ったかな。」

○上役二人の尊敬するところ

ほぼオープンスタッフの田辺さんは、社員の中で社長と取締役を一番長く見ている人。
だからこその部分がないかと、お伺いしました。

「なんだろう、寝ないで仕事出来ることだなぁ・・・。
寝ないとか、休まないとか、よくわかんない。そういうところは、すごいな、俺にはできないな、と思う。
やりたいとは全然思わないけど。自分の時間、自由がないのは辛い。
見習いたい部分も・・・ないって言ったらおかしいけど、別に何か真似てやったところで、同じ風にはなれないし。
他の誰かになろうとは思わないし、見習うよりは自分にしかないところの方が大事だと思ってる。
まぁそれが何かはわからないけど。」

○しのやでやりたいこと

「最近そんなに頭が追い付いてないんだよなぁ。
毎日お通し何にしようとか、仕込みやんなきゃとか考えてていっぱいで。
農業。大変だろうけど、農業やってみたいかな。
何か育てたいし、土触ってんのいいな。成長が直に見られるのがいいと思う。
人でも感じるけど、植物は素直そうだから。
あ、でも営業と並行して農業やるとかは無理。
やるんだったらしっかり、農業一本でやりたい。」

○あなたにとってしのやとは?

「あんまり思いつかないな、だめだな、怒られるなぁ。」というくらい悩んでおられました。
が、絞り出していただきました。

「職場って感じではないけど、複雑。
遊び場?遊び場にしたいところ。
自由に、何やってもいい・・・わけではないけど。法は犯さずに。」

以上!
いつだか寿司でコンビを組んだ二人による対談?インタビュー?でしたー!!