【予告編】スタッフ紹介【取締役】

みなさん、こんにちは!
スタッフ紹介も大詰めを迎えて参りました。
我らがしのや取締役、お二人の取材をさせていただきましたよ!!
一つにまとめようとしたところ大変な文量になり、読むのも疲れてしまうことを懸念し・・・
今回は予告編という形で、お二人に共通して質問した内容をコンパクトにまとめてみました。
本当に語った内容、本編への興味がそそられるのではないかと思います。
共通なものと真逆のものがあり、そこもポイントです。

○「居酒屋」を起業した理由

篠「居酒屋は短所が長所になる場所だから。
身体的特徴の一般的に短所と呼ばれるところでも、自ら笑いに変えることでお客さんはそれだけで楽しんでくれる。
自分みたいな短所だらけの人間も、居酒屋で働くと輝けると思ったから、居酒屋を起業した。」

泉「居酒屋を企業しようとしていた三人の創業メンバーに最後に加わったっていうだけ。
あとは、当時勤めていた会社に飽きたから。このままいっても自分が成長しないと思って」

○作りたかった店舗の構想

篠「働いてる人、お客さんがすごく楽しいお店。」

泉「ない。社長には、起業のリスクを背負った分やりたい店をやったらとは伝えていた。
最初のころは、店舗の営業を回すことに力を使っていた。」

○居酒屋に務めていなかったら

篠「居酒屋でなくても、飲食店には務めていたと思う」

泉「飲食でもなければ、仕事していないんじゃない?」

○お互いの第一印象

篠「目つきの悪い、柄の悪い人いるなと思った。」

泉「テキトー?」

○理想の居酒屋店長

篠「誰よりも向上心があり、お店を好きで、みんなのことを考えて、先を見る、距離感の近い人間。
しゃべりながら遊びながら、アルバイトだと思われるくらい近しくて、それでも先のことを考える店長でありたいと思っていた」

泉「目標にしていた人物像はない。
その正解は自分ではなく周りが決めることで、こういう人とかは決めないようにしていた」

○創業時と変わったこと

篠「やりたいことは変わらないけど、それに至る手段が変わってきた。
社長の立場じゃないとできない仕事をすることで、今現場にいるスタッフが将来やりたいことを実現できるような土壌を創ることが今の仕事になった。」

泉「やることをやるだけっていう考え方は変わらないけど、やることを創るっていう仕事に変わってきた。」

○モチベーション

篠「自分が創りたい世界を実現できる毎日が幸せ」

泉「モチベーションなんてものはない。」

○仕事と家庭の両立

篠「家族に感謝を伝えて信頼関係をつくること。でも、自分が何かしてるっていうよりも奥さんの力が強い」

泉「自分がどうこうよりも、奥さんだと思う」

○しのやの店長に求めるもの

篠「自分がやりたいことをやってもらえればいいと思う。」

泉「何もいらないんじゃない?
そういうことを考えすぎてるからなれないのかもしれない。」

○今やりたいこと(事業)

篠「教育?働くことの楽しさ、有意義な時間を過ごせること、色んな勉強ができる楽しさを知ってほしい。
教育っていうか、学生と触れ合いたい、話したい。」

泉「その時にやるべきことがあって必要なことがあればなんでもやるんじゃない。」

○今やりたいこと(社内交流)

篠「もっと従業員と遊んだ方がいいと思うんだよなぁ。
みんなで温泉旅行とか。仕事のことしゃべるの禁止にして。」

泉「もうちょっとやってもいいのかなとは思う。
節目ではやったほうがいいよね。忘年会とか新年会とか。」

○何したら喜んでくれますか

篠「みんなが楽しんでればそれが嬉しいんじゃない?」

泉「人に喜ばせてもらおうと思って生きてないから。
みんなが喜んでいたら喜ぶんじゃない?」

○あなたにとってしのやとは

篠「しのやはしのやでしかないよね。」

泉「職場です(即答)」

【第四回】スタッフ紹介【田辺雄大】

お待たせしました、スタッフ紹介です。
とうとう大詰めとなりました。

今回は社員最年少二人目にして、社員歴は社員で最長。
居酒屋しのや駅前本店所属の
田辺雄大さんです!!

○現在のお仕事内容

居酒屋しのや駅前本店で、現在は店長代行として店舗を任される田辺さん。
五月末で常松さんが抜けたこともあって、新しいポジションで悪戦苦闘しながらの営業は毎日忙しく。
そこにセミナーや生産地見学、店舗ミーティングに店長会議・・・などなど、聞いただけでも目のまわるような忙しさ。

「今やってるのはまず、店長代行としての店舗運営。
営業中は調理場、六月からは刺し場でカウンター前に。克さんは焼場だから。
刺し場をアルバイトに教えるとかは、まだかな。
コンロのオーダーだけで回せていないので、アルバイト自身に教わる余裕がないと思う。
調理場のアルバイトはメインで二人、営業が忙しい時にちょっとホールのアルバイトが手伝いにくるような形。」

個人的なイメージでは、駅前店は鮮魚と地物野菜でメニュー構成をしていて、お客様もそれが目当てでの利用が多いように思っていました。というか、桑野店との違いを説明する時の常套句でした。
実際、自分が働いていた時には各テーブルに船盛りが乗っていたような印象があります。
そんな駅前店で、今まで焼き鳥を守っていた田辺さんが、魚を捌き、カウンターのお客様と会話する姿は、実は想像すらあまりできません。

「自分の考えとしては魚よりも、地元で作られた野菜を販売した方が、思い入れも違うし、調理の幅も違う。
ホールスタッフやカウンターの自分が説明する時も、見学した農家さんの野菜だったりしたら、しやすさだって違う。
もちろん、地物野菜だけって固執はしないけど、鮮魚の取り扱いも美味しく飲んでもらうための、俺ができる手数の一つとしか思っていない。」

言葉で説明するよりも食べたらいい、どんだけ美味しいか。
そう勧める田辺さんの言葉は、体験談で身近に感じて本当に食べてみたいと思うものでした。
嫌いなものがあるからこそ田辺さんには、語り尽くせない「食べたときの感動」があるんだと思います。

○飲食店と居酒屋の魅力

「誰でも出来ることでしょ。資格なくても、スキルがなくても、別に入ってから料理はできるし、包丁も使えるし。
拘束時間が長いとか、辛いとか、飲食店のイメージは変えたいとは思う。
高校生や大学生の就職活動で、例えば実家を継ぐとか目的がない限り、今のイメージじゃ飲食店の募集に魅力は感じないと思う。稼げそう、やりがいがありそう、面白そう・・・そんな夢を見られないイメージと環境が出来上がってる。
自分がバイトあがりだから、まずはそこのイメージを変えていきたい。」

居酒屋に勤めたい!と一念発起して入社したわけではなく、お世話になっていた社長に誘われたから、という人情に熱い田辺さん。
なので、居酒屋の魅力というか好みを聞く形になりました。

「自分が行くなら、小奇麗で気を使うような居酒屋とかは自分が苦手かな。勉強として行くだけになっちゃう。
楽しみでいくとしたら綺麗すぎず気を使わず居やすくて、あとやきとりがあればいい。
穴場の個人店とかは、常連さんばっかりで入り辛くなっちゃうから、その中間くらいのところかな。」

○理想の店舗

人事異動が一旦終わって、これからどんな店になっていくのか楽しみな駅前店。
店舗運営をする上での方向性を聞きました。

「【利用するお客様側】ではなくて、どうしても【働くスタッフ側】からの考えになってしまうけど。
なによりも、とりあえずスタッフがどう思うかを第一に考えたい。
スタッフが働きやすい店。新しい子が入りやすい店にしたい。
みんなと話し合いながら店舗創ってくような感じ。どうしたいこうしたいっていうのは、まず自分がなんでも聞くし。
仕事上で指示することはあっても、やっていることを否定はしたくない。人に強要はしたくないから。

ただやっぱり、一店舗目として変えちゃいけない部分があるし、それがプレッシャーに感じることもある。
どんな店にしたいっていう希望以前に、守らなきゃいけないと思う。」

勉強が苦手、という田辺さん。
そう思っている分なのか、人一倍考えていて、人に聞くことでコミュニケーションをとっている印象を受けました。
そんな田辺さんを間近で見ているお二人の意見がこちらです。

「口調はキツい時があるけど、なによりアルバイトさんのこと考えてて、一緒に考えながら指導してる。
口は悪いけど、アルバイトさんのことをすごく大事にしてると思う。」


「口悪いですけどね。
同じ目線で居られる唯一の相手だと思ってますし、すごく助かってるしやりやすい。
少しため込んで考えすぎちゃう部分があるので、そこは自分と割る2したらちょうどいいのになーと思う。
今すごく店舗の雰囲気もいいので、あとは田辺さんが前に出て、先導してくれればもっと良くなるかな。」

口調がきつくて誤解されやすい優しい人、というのがよくわかりました(笑)

○しのやで変わったこと

「俺、あんま変わってないんじゃないかな。入った頃と、その前からも。
ここで「メンタルが強くなりました」なんて言ったらややこしい。全然、メンタルなんて強くなってない。
暗黒期?誰しも通って来るでしょうよ、会社に入ったら。何やってもうまくいかない、考えてやっても全然はまらない、そんな時が。でも結局乗り越えるしかないんですよ、止まってたって辛いままだし。
自分はまず、忙しすぎて辞めたいとか思う隙もなかったと思う。初期とか営業時間も長いし、営業を回すための準備の時間だって必要だし。もう、その時の記憶があんまりない。
変わったというか、教訓として得たこととしては「辛い時こそ突っ走れ」っていう感じかな。がむしゃらにやるっていうことは、変ったかな。」

○上役二人の尊敬するところ

ほぼオープンスタッフの田辺さんは、社員の中で社長と取締役を一番長く見ている人。
だからこその部分がないかと、お伺いしました。

「なんだろう、寝ないで仕事出来ることだなぁ・・・。
寝ないとか、休まないとか、よくわかんない。そういうところは、すごいな、俺にはできないな、と思う。
やりたいとは全然思わないけど。自分の時間、自由がないのは辛い。
見習いたい部分も・・・ないって言ったらおかしいけど、別に何か真似てやったところで、同じ風にはなれないし。
他の誰かになろうとは思わないし、見習うよりは自分にしかないところの方が大事だと思ってる。
まぁそれが何かはわからないけど。」

○しのやでやりたいこと

「最近そんなに頭が追い付いてないんだよなぁ。
毎日お通し何にしようとか、仕込みやんなきゃとか考えてていっぱいで。
農業。大変だろうけど、農業やってみたいかな。
何か育てたいし、土触ってんのいいな。成長が直に見られるのがいいと思う。
人でも感じるけど、植物は素直そうだから。
あ、でも営業と並行して農業やるとかは無理。
やるんだったらしっかり、農業一本でやりたい。」

○あなたにとってしのやとは?

「あんまり思いつかないな、だめだな、怒られるなぁ。」というくらい悩んでおられました。
が、絞り出していただきました。

「職場って感じではないけど、複雑。
遊び場?遊び場にしたいところ。
自由に、何やってもいい・・・わけではないけど。法は犯さずに。」

以上!
いつだか寿司でコンビを組んだ二人による対談?インタビュー?でしたー!!

豊國酒造訪問レポート 高橋祐貴編

皆さんこんにちは!しのやブログのお時間です。今回担当させて頂くのは、しのや桑野店の高橋祐貴です。先日ブログでスタッフ紹介記事で紹介されたばかりにも関わらずこのタイミングでの登場はなんだか恥ずかしいですね、、、。

5月16日(木)古殿町にある「豊國酒造」さんへ訪問してきました。
豊國酒造さんと言えば、今や超人気銘柄【一歩己】を醸している酒蔵さんとして有名です。今回は豊國酒造さんの9代目杜氏「矢内賢征」さんにご案内していただいた蔵見学の内容をお伝えしていきます。

約束の時間に蔵に到着!
『蔵見学楽しみだな~』なんて思っていたら、矢内さんの挨拶もそこそこに、

矢内さん『車に乗って移動します』
一同『ん???????』

着いた先は丘の中腹にある古殿町内を一望できる公園。

矢内さん『まずは古殿町を知ってください』

そもそも皆さんは古殿町を訪れたことはありますか?恥ずかしながら、私は今回初めて古殿町に足を踏み入れました。
阿武隈山系の山々に囲まれた自然豊かな環境に、鮫川が流れ、国道349号に沿って街並みが広がっています。丘から町を見渡し、思わず綺麗な景色だなーと声が出てしまうくらいの絶景でした。

次に車が向かった先は鎌倉岳の麓へ。「豊國酒造」さんで使用されているお水はこの鎌倉岳の麓で井戸を掘り採水した水を地下にパイプを通して蔵まで繋げ使用されているそうです。
通称仕込み水と呼ばれるお酒造りの際に使用されているお水ですが、ミネラルを含んだ硬めの水を使用しています。
※余談ですが、お水が硬いと辛口のお酒、お水が柔らかいと甘いお酒になりやすいと言われているそうです。
続いて向かった先は古殿小学校・・・の隣にある田んぼ。

古殿町で一番良い立地にある田んぼです。おざわふぁーむの小沢さんが管理しています。こちらで一歩己の酒米「美山錦」や「夢の香」を作っています。
なぜここの田んぼが良いのか。土地柄の良さは勿論、環境が良いから品質の良いお米が出来上がるそうです。そして何より大切なのが、小学校の隣だという所。
古殿には現在小学校は1つのみ。古殿町に住む小学生が皆この田んぼを目にします。当たり前に見ていた景色・風景の一部ですが、その田んぼが将来大人になった際に、このお酒はあの田んぼのお米から作られたものなんだと知るストーリーを矢内さんは思い描いています。
将来的に田んぼの脇や道路の脇などに看板を立て「一歩己の田んぼ」のアピールも行いたいそうです。おざわふぁーむさんの主導のもと、小学校との連携事業により田植え・稲刈り体験など、あらゆる魅力を子供たちに伝えることで、明るい古殿町の未来をつくっています。

そして続いておざわふぁーむさんへ。
ついてびっくり。ニワトリが放し飼いにされていたり、クジャクがいたり・・・羊もいました!!笑
もともと牛舎だったという畜舎を改装し古民家を、民泊や体験宿泊施設として利用できるようにしてあります。農業でお米作りのみならず、地域おこしのイベントをおこなったり、古くから伝わる郷土食を次世代に繋げる取り組みをしたりと多種多様な方面でご活躍なさっています。仕事が落ち着く冬場の時期は「豊國酒造」さんにて蔵人として働かれているそうで、古殿町を全力で盛り上げていこうとする姿勢が垣間見えました。
しどけと呼ばれる山菜や凍み餅、桜の花びらを塩漬けにした寒天でおもてなししていただき、ほっこりする一幕でした。

山の裏に上り、先程とは反対側から古殿町を一望。
大自然から感じられる、言葉で言い表す事の出来ない絶景。まるで心が浄化されたかのように、澄んだ気持ちにさせられました。

続いては古殿八幡神社へ。古殿町といえば、流鏑馬(やぶさめ)。馬にのり馬を駆けさせながら3つの的を矢で射る伝統の神事。映像でしか見た事がないですが、やはり目の前で行われる迫力は全く違うそうです。ぜひ一度は見てみたいものです。


町の地域の持ち回りで担当されるそうで、近い将来矢内さんが馬に乗ることもあるかもしれないですね!(今はまだ怪我したリスクで酒造りに支障を来してしまう為やらないそうです)
古殿八幡神社は、古殿町の人たちからするとお正月の初詣は勿論、産まれた時からお宮参りや七五三など、さまざまな成長を見守ってもらっている大切な場所だそうです。

そしていよいよ「豊國酒造」の蔵見学。


創業約180年、現在の蔵元杜氏・矢内賢征さんで9代目。
蔵のすぐ脇に流れる鮫川には桜並木が広がり、桜の季節はまた違った美しさが見られるそうです。
もう蔵の中は酒造りのシーズンを終えた後でしたので、実際に酒造りの様子をみることは出来ませんでしたが、道具・床とても綺麗に整理整頓され清潔感のある蔵の中でした。
これは本当に個人的な感想ですが、昔からの酒蔵さんであればあるほどもっと汚いイメージを勝手に想像してしまいがちですが、どこを見てもとても綺麗にされていました。

機械だけに頼らず、一歩己に使用する酒米は全て手洗い。
古殿町の地域的に空気が乾燥していることから、蒸米も柔らかく蒸かす。
サーマルタンクと呼ばれる、温度管理が可能な仕込みタンクで-5℃の徹底した温度管理。
細かい所すべて一歩己が美味しくなる為に矢内さんが意識されている事なんだと伝わってきました。

本来酒蔵さんといえば、お米が美味しい所、お水が美味しい所、城下町ということが酒蔵がある条件だそうです。会津に酒蔵さんが多いのが納得ですね。その条件から行くと本来古殿町は酒造りに適さない土地だそうで。

しかし古殿町にある酒蔵として、地元の農家さんが育ててくれたお米を原料に、地元から湧き出る阿武隈山系のお水でお酒を仕込む。
全国各地を見渡せば、もっと適した原料がある中で、矢内さんの中で地の米・水が最高の地酒造りに欠かせないピースなんだそうです。この地でしか醸し出せない『地酒の味』を追い求めています。
『自然の恩恵を活かす』
『人の手で醸す』
『暮らしに寄り添う』
この3つがHPに記してあった矢内さんのこだわりだそうです。

今回の蔵見学の内容はまさにその通りの内容でした。

古殿という町を知り、水を知り、お米を知り、農家を知り、風土を知り、文化を知る。
そして酒を知る。

それら全てが一歩己という1本に込められています。
知ることにより、より一層「一歩己」の美味しさが際立つことでしょう。
しのやで『一歩己』を飲む方全てにその古殿町の情景・ストーリーの部分まで伝えられるようにしていきます。

しのやでは1年中いつでも「一歩己」を飲むことが出来ます!
季節によって感じられる変化を味わいつつ、古殿町を共に感じませんか?

では!私は店舗で皆さんに会えるのを楽しみにしてますね~♪

【第二回】スタッフ紹介【髙橋祐貴】

みなさまこんにちは!!
ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?
世は10連休ですが、しのやは今日も営業中です☆
何はともあれ、スタッフ紹介のお時間ですよ!!


第二回ゲストは・・・平成の最後を飾るに相応しく!
居酒屋しのや桑野店店長、平成元年生まれの髙橋祐貴さんですー!

【現在のお仕事】

「仕事?別に俺、なんもしてない(笑)」
これがもはや口癖ですよ店長。
しのや桑野店の営業時間は17時~深夜2時まで。
書類や金銭管理・予約管理といった責任者の作業以外、
仕込みや営業中は、他のスタッフにしっかり任せています。
もちろん、まだまだ良い店舗にするために、一人一人の力を伸ばしています。

「仕込みは自分が手伝って間に合っても意味がない。
仕込みが間に合わなくて大変なのは自分の実力不足だってことを理解しなきゃいけない。
手伝わなきゃいけないラインを決めて、それ以外は任せることで成長を促す。だから手を出さない。
食材発注もアルバイトに実施させる。食材のリストを見てどんなものが使いたいかまで考えられるように。
農家さんと直接対応するのは自分だから、
新しい食材などは情報を得て入荷、調理してみて、と流すことはある。
新メニュー考案はこれからの課題かな。」

店長が「何もしていない」と言えること、それこそがスタッフの成長している証なんですね。

【店長の役割】

今年の五月で、入社二年。会社の中では、異例のスピード出世で店長職になりました。
部下が産休で突然社員一人になるやら、なんやら・・・かんやら・・・
いろいろあった祐貴くんの中で「店長像」とは。

「お店の潤滑油。
お客様とスタッフ、関係業者さんや農家さんとスタッフ、スタッフ同士・・・人と人の間に入ること。
接客好きじゃないし、料理そんなに詳しくないし。自信を持ってみんなに誇れるものは特にない。
接客でもS-1とか大会で上位に入れる自信もないし、
料理でも食べることは好きだけど、どこかで修業したわけでもないし、ただ調理技術を「知ってる」ぐらい。
どこかに特化して、何ができるから店長になったつもりはない。」

 

スキルではなく、人と人との関わりを大切にする姿勢。
その姿は、しっかり、スタッフも見てくれているようで。
「一言で言うと、熱い男です。」


インタビューの一か月前に聞いておいた、スタッフさんから見た店長の姿。
「優しいし、勉強熱心だし、熱い漢だし、自分のことより周りのことを考えてくれる、そんな店長です。
お客様のこと、スタッフのこと、お店のことを一番に考えてくれる人。」

二人に聞きましたが、「勉強熱心」や「勉強量・知識量」という言葉が共通していました。
スキルに自信はないと言いつつ、自分から常に成長しようとする姿を、
指導されるスタッフさんはちゃんと見て、良い影響を受けているみたいです。

そんな店長だからこその、仕事のやりがい。
「誰でもそうだと思うけど、単純にお客様が喜んでくれて
「ありがとう」「おいしかったよ」「楽しかった」って言われた瞬間はすごい嬉しい。
もちろんそれはあるけど、やっぱりスタッフの成長かな。
あぁこれできるようになったんだとか、ここまで考えるようになったんだとか。
成長を目の当たりにした時の方が、今はやりがいとして強いかな。
人それぞれに成長の仕方があって、声掛けの仕方も違って、理解力にも差があって。
指導に正解がないのは、楽しさでもあり難しさでもあり。」

祐貴くんの教育の基本は、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」だそうで。
想いを大事にする、そう、熱い漢。「しのやの松岡修三」と言っても過言はないと思います。

「でも別に、居酒屋のスペシャリストを作りたくて教育している訳ではない。
考え方、行動の仕方・・・社会人として、人として成長してほしい。
それが、結果として仕事に繋がる。」

教育の鬼なので、社員として欲しい人材も聞いてみました。
「必要なのはスキルじゃなくて、自分の理想を語れる、こうしたいって想いがあるかどうか。
社員になって何をしたいってビジョンがあれば、必要なスキルは後から付いてくるし。」

【飲食店・居酒屋の魅力】

しのや入社前は、某大手居酒屋チェーンに長く勤めていた祐貴くん。
ずっと見てきた業界だからこそ、魅力と課題を感じているそう。
「食べることは絶対すること。
もちろん、それが美味しいものであれば幸せを感じる。
その中でもこの会社だと、食材を一生懸命作ってくれる農家さんと深い繋がりを持てて。
その野菜をお客様に「おいしいね」って言ってもらえるのは、自分のことのように嬉しい。
「おいしい」って食べている姿を見れることも、ひとつの楽しみで、飲食店の良さだと思う。
居酒屋の夜の営業が辛いっていう感覚は個人的にはないけど、
それを一般的に払しょくするのが業界的には課題かな。」

理想の居酒屋は
「お客様にとって、生活の一部。帰ってくるお店。
スタッフに会いたいと思ってもらえる、会いたい・話したくてそこに行こうと思ってもらえる。
友達の家に遊びに行く感覚のお店。
営業中、お客様と話している時は「仕事している」って感覚はない。
もちろん令節は弁えつつ、「友達が飲みに来ている」ような感覚で接客している。
一緒に飲みに来ているようなかんじ。」

常連様でカウンターが埋まる店、居酒屋しのや桑野店です。

【しのやと共に、これからの展望】

祐貴くんはしのやに入社して、「向き合い方」が変わったそうです。
「今までは、自分主体、自分が良ければいいだったけど、
従業員とお客様の幸せだったり、Win-winの関係を築くようになったかな。」

同じ行動でも、向き合い方が変わるだけで、達成した時の喜びも大きくなる。
確かに、入社当時はもっと尖っていた気がします。
(スタッフ紹介の「それ効率悪いですよ」的なイメージ。)

その為か、会社でやりたいことは溢れんばかり。
「どんどんいろんなことやりたいな。
居酒屋だけじゃなくて、飲食以外でも、食に関わること。
フードフェスがそうだけど、郡山の風物詩的なイベントを主催する、とか。
あとは、しのやのブランド力を強くしたい。企業価値を上げていきたい。
あ、あと、高校とか学校行って会社説明会とか、中学の職業体験の場所提供とか。
世間の居酒屋の悪いイメージを変えたい。かっこいい職業、なりたい職業に。
「大学出てまで飲食に就職なんて」とか「子供が居酒屋でアルバイトなんて」とか、
そういうイメージは変えていかなきゃいけないなぁと。」

自分も、スタッフも、「居酒屋」という業界自体も
全て成長させる為に進み続ける髙橋店長です。

そして最後に・・・
【あなたにとってしのやとは】

「これから成長させていくもの。
創り上げていくもの。
行きつくところはね、社是・社訓なんですよ。
本気で向き合いますよ、俺は。」

以上!
上司と部下で座談会みたいになった第二回しのやスタッフインタビューでしたー!!

曙酒造レポート 執筆者須賀川店渡辺克直


皆さんこんにちは。
しのや須賀川店の渡邉克直です。
人生で初めてのブログでとても緊張しています。笑
文章にするのが苦手で皆様に上手く伝わるか解りませんが一所懸命考えましたので最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

先日、曙酒造さんにお邪魔してきて蔵の見学をさせて頂きました。
率直に感じた事と私の日本酒に対する思いをお話ししたいと思います。

曙酒造さんは会津坂下にあり創業はなんと1904年。
とても歴史のある酒蔵さんです。
蔵を案内して頂いたのは杜氏の鈴木孝市さんです。
しのやに入社してから2度曙酒造さんにお邪魔しましたが孝市さんは日本酒に詳しくない私にも解りやすく丁寧に、熱い想いを真剣に話してくれるとても優しい杜氏さんです。
蔵の中はというと2月にお邪魔したのでとても寒かったです。笑
蔵内はとても綺麗で隅々まで清潔に保たれていました。
1年前にお伺いした時よりも新しい設備が増えていてより良い物作りへのこだわりも感じられました。
酒作りをお手伝させて頂いた率直な感想はというと。

こんなに大変なんだな、、、。
蒸し上がったお米を走って運んだり、力がいる袋詰め、一つ一つ手汲みでの瓶詰め、そして寒い中での作業。
手間と時間をかけて美味しい日本酒が出来上がるんだな~と身をもって体験してきました。

機械での作業ばかりだと思っていた自分が恥ずかしいです。笑

曙酒造さんと言えばしのやのお客様にはお馴染みの「天明」「一生青春」「snow drop」を醸す酒蔵さんで有名ですよね。

私が1番にお客様におすすめしてるのがsnow dropです。
もちろん天明と一生青春も素晴らしい日本酒ですが私がおすすめするのはsnow dropです。

なぜかと言うと私はお酒が苦手です。
日本酒は若いときにイッキ飲みさせられた記憶しかありませんし。笑
しのやに入社するまで日本酒は美味しくないものと思っていましたし。
そんな私ですがsnow dropを飲んで日本酒のイメージが変わりました。
これならお酒が苦手な私でも飲めると思ったのをきっかけにお店にある日本酒をテイスティングするようになりました。
テイスティングを重ねるうちに初めは解らなかった味の違いが少しずつ解るようになってきました。
中には美味しいと思える日本酒もあります。
料理とのペアリングで飲みやすくなったり温度を変えて熱燗でなら飲めたり。
お酒自体が苦手、お酒は好きだけど日本酒はちょっとなぁ~と思ってるお客様にsnow dropを飲んで日本酒に興味を持ってもらうきっかけになってもらえればと思っています。
お酒が苦手な私でも美味しいと思える日本酒に出会えました。
しのやに来店されるお酒が苦手なお客様にも美味しい日本酒に出会って欲しいと思います。

そんな曙酒造としのやのコラボ商品のしのやSPも皆さんに1度は飲んで頂きたい商品です。
スタッフが手汲み、手詰めしたしのやSP純米酒赤磐雄町 直汲み無濾過生原酒です。
酒米に岡山県の赤磐市の雄町を使用。
微発砲で米の旨み、甘みのバランスを感じる事ができます。
アルコール感は少し強めですが後味はさっぱりしているのでとめも飲みやすくなっています。
しのやSPはしのや3店舗でしか飲めないので是非とも1度は飲んでもらいたいです。

【第一回】しのやスタッフ紹介【渡邉克直】

ブログでは初めまして!
店舗にご来店頂いていたお客様には、お久しぶりです!!
居酒屋しのや桑野店に勤務、現在は育児休暇中の山内です。

この度、スタッフ紹介記事を担当させて頂くことになりました!
月に一回、スタッフ一人を取材して、特集していきます。



『株式会社しのや』は「ありがとうを創る」をモットーに、
居酒屋業を中心に経営しております。
社員を始めとしたスタッフ全員、生産者の皆様、関係業者の皆様、
そして、大切な大切なお客様。
「人」と繋がる、「ヒト」が主役の会社だと思っています。
そんな会社の、しのやの内側から、改めて社員さんを知って行きたい。そして伝えたい。
社員さんの今を、想いを、熱意を・・・表現して知っていただくことが、会社を知っていただくことに直結すると思います。

出産後、育児休暇を頂いている今の自分にしかできないこと。
営業から離れた、下っ端で役職のない自分にだから話しやすいこと。
対談形式で、全部引き出してもらおうと思います!!
リラックスして油断して、深いところまでお話してもらえるように、目の前には子供を抱いた私です(笑)
第一回ではありますが、もうすでに次が楽しみになるくらい、楽しい話が聞けました。




ということで!
第一回ゲストは・・・

「居酒屋しのや須賀川店」勤務、渡邉克直さんです!

【現在のおしごと】
須賀川店の営業時間は17:00~24:00。
他の二店舗より営業時間は短いですが、2フロアで席数はしのや最大。
そのため、農家さんに野菜の説明をしていただきながらお客様が飲食できる「農家ライブ」などのイベントを
何度も実施する店舗になっています。



そんな須賀川店で調理場・ホールの営業はもちろん、
仕込み、発注、メニュー開発にマニュアル作成、アルバイトさんの指導・・・。
明けから締めまで、目まぐるしく、しかも今までやったことのない初めての仕事ばかり。
「勉強しながらやっていかないといけないので大変は大変ですけど、
アルバイトさんと色々しゃべりながらやってるんで、それは楽しいです。」

しのや入社前は、飲食店だけでなく、土木や工場など色々な職種を経験してきた克さん。それでも、飲食でたくさんの人と関わる仕事に魅力を感じたそうです。

「色んな人に会えること。お客様はもちろん、生産者もそうだし、アルバイトもそうだし。人と話すのは元々好きなので、そういう面では、自分の中では一番の魅力かな。仲良くなったアルバイトさんとご飯行ったりとか、色んな話したり。
同じ職場の人とそうやってご飯行ったりとか、仕事以外の付き合いがあるのってすごくいいな、と。だんだん、歳重ねるとそういうのなかなかできないので、すごく魅力だと思います。」

そして、仕入れるだけで終わらない、
生産者さんとの関わりがしのや独自の魅力でもあります。
「見学やイベントを通して、生産者さんに直接会って、こだわりやその人を知っていくことが楽しい。
ただ野菜がおいしいのではなく、農家さんの実直な人柄があって、こだわりがあって・・・それを伝えていくことができること。もちろん、日本酒の酒蔵さんも。
しかもそれは大きなチェーン店では経験できなかったことなので。」

【楽しいこと、最年長として】
そんな忙しなく、だけど魅力的な仕事の中で楽しいことを聞きました。
ちなみに辛かったことは、いっぱいありすぎるそうです(笑)
「やっぱり、お客様からの
「おいしかった」「またくるよ」「ありがとう」・・・

そんな嬉しい声をかけてもらえること。
そして他店舗も含めた、スタッフとの関わり。
最初は距離もあったように感じたけど、少しずつ仲良くなれて。
仕事なんだけど、仕事だけじゃなく楽しめること。」

「元気さだけは負けないように。」
入社から一年、だけど社内では最年長になってしまいました。
営業の後半で疲れていたら、歳が歳だけに疲れてるんだなぁと思われる。
それは嫌だ、と克さん。
「だから常に元気でいようと思って。そこだけは負けないように。
アルバイトさんが疲れていたら「元気ないよ、もっと声出そうぜ!」と、声をかけたり。須賀川店は他の二店舗と比べてもうるさいくらい元気があって騒がしいので(笑)自分がアルバイトさんに引っ張られている部分もあるし、負けないように。」

そんな克さんと共に須賀川店で働くアルバイトさんに
「克さんはどんな人?」と聞きました。

「いい意味で気を使わずに仕事できる。
克さんに嫌々仕事している感じはなくて、遊びに来ているような気分で仕事できます。
克さんがいたら楽しいし、とりあえず賑やかになる。」

克さんの負けない気持ち、行動が伝わって、須賀川店は元気に営業が出来ているみたいです。

【しのやで変わったこと】
渡邉家は昨年10月末、第一子が誕生しました。
「子供が生まれて、寝る時間も減って、こんなに大変なんだなぁって(笑)」
夜の営業に加えて、酒蔵さんや農家さんなど、生産者さんの訪問をして直接話を聞くことも大事な仕事。そして営業時間外でも、店舗スタッフと食事したり交流を持つ時間も必要になってきます。
朝早く出かける時に「夜も仕事なんでしょ?」と、
奥さまが心配そうに声をかけてくれることも。

「完全に理解してもらえている、とは言えないかもしれない。
ただ、見学の後に自分が楽しんだことを話す。
楽しかったし、仕事にプラスになることだと、伝えている。

子供を見てほしいことも、自分にゆっくりしてほしいという気持ちもあるとは思うけれど、仕事に大切なことを理解してくれていると思う。」

しのやに入って、環境だけではなく、気持ちにも変化が。
「仕事に対する思いは、社長や泉田さんと話すことで変わってきたかな。
仕事を楽しむとか、楽しみながら仕事をするという、仕事に対する考え方や姿勢。
この会社に入って、色々経験して、取締役たちと話すことで教えてもらった、学んできたことだと思う。」

【しのやと共に、これからの展望】
須賀川店ではこれまで、生産者である地元・福島の農家さんと深く関わりを持ち
農家さん自身が直接お客様に語り、投げかけ、反応を見るという機会を創ってきました。
イベントを実施する中で、克さんは裏方として動いていて
どんな風に話していたのかも、お客様の反応も、見れないことが多かったそうです。


そんな克さんの、これからやりたいこと。

「今度は主導して、自分ももっと深く生産者の声を聞き、懸け橋になっていきたい。
たとえば、生産者から発信するだけでなく、
店で飲食をして頂いたお客様からの「おいしいものを作ってくれてありがとう」という気持ちを、書いてもらうような形で生産者に直接伝えられたら。」
これからもどんどん成長する、しのや最年長に期待大です!

最後に・・・
見せた時に「一番難しい」と言っていた質問。
【あなたにとって「しのや」とは?】

「なんだろう、あんまり会社と思ってないというか(笑)
友達みたいな、家族みたいな。他店舗のスタッフとも仲良くできていると思うし。
だって、営業時間短くしてケン○ッキー食べ放題やるような会社ないでしょ(笑)
お客様もスタッフも楽しませよう、一緒に楽しもうとしている会社って今までなかったので、自分にとってしのやは、友達みたいな、表現しきれない、変な存在です。」

以上!
しのやが誇るオールドルーキー渡邉克直さんでした!
ご協力ありがとうございましたー!!

松崎酒造さんへお邪魔しました!

ご無沙汰しております。                                           

2019年の抱負は楽しく!チャレンジ!クオリティアップ!です!                                               

張り切ってまいりましょう!!                                               

                                                       

さて、今年初めてのブログは                                                  

全国新酒鑑評会で4年連続金賞受賞、

全国の有名蔵が集まる市販酒のコンテストでも優秀な成績を収める

「廣戸川」を醸す松崎酒造さんをクローズアップしますよ!                                                       

先日、松崎酒造さんにお邪魔して酒蔵見学をさせていただきました。                                         

                                                       

杜氏の祐行さんがイケメンなこと!                                                     

                                                         

いつお会いしても物腰やわらかで爽やかな杜氏さんです。                                             

                                                       

突然ですが、みなさん日本酒の基本はご存知ですか??                                                 

上級者さんは「話を戻します」まで飛ばして下さい!                                                     

                                                       

Q.日本酒は何からできているの?                                           

A.日本酒の原料は「米」と「水」と「米麹」です。                                          

                                                       

:普段食べている「米」とは違い、「酒米好適米」と言って酒造用に適した米を使います。

様々な米の品種が栽培されています。                                                  

松崎酒造さんは「夢の香」をメインに使用されています。                                             

                                                       

:日本酒造りには大量の水が使われます。日本酒造りに用いる水を「仕込水」と言い、清らかで、豊かで、不要な成分を含まない水が不可欠です。                                             

天栄村の清らかな水が良い仕事をしているのですね。                                                     

                                                       

米麹:蒸した米に「麹菌」というカビの一種を繁殖させたもの。                                                   

アルコール発酵をさせるためには糖分が必要ですが、

米には糖分が無いので「米麹」が米に含まれるデンプンを糖分に変える役割を果たします。                                                 

杜氏さんの穏やかなお人柄の内にある、毎年調合等、挑戦されている熱い姿に感激しました。                                                

                                                       

Q.日本酒の特定名称ってなに?                                              

日本酒のラベルによく記されている「本醸造」「純米酒」「吟醸酒」などの名称を見たことはありますか?                                                                                         

A.簡単に言えば日本酒の「種類」です。

原料や米の精米具合によって表示できる名称が異なります。                                                   

                                                       

まずは、2つの観点を軸に分類されます。                                           

                                                       

 アルコールの添加の有無                                                     

 米をどのくらい精米したか                                                 

                                                       

この2つの観点を軸にして、8種類の名称があります。                                                 

                                                       

                                                       

【本醸造タイプ】醸造アルコール添加                                                  

・本醸造…精米歩合70%以下                                                 

・特別本醸造…精米歩合60%以下または特別な製造方法                                                

・吟醸酒…吟醸造りで精米歩合60%以下                                             

・大吟醸…吟醸造りで精米歩合50%以下                                             

                                                       

                                                       

【純米タイプ】醸造アルコール無添加。米と米麹のみ使用。                                          

・純米酒…精米歩合70%以下                                                 

・特別純米…精米歩合60%以下または特別な製造方法                                                   

・純米吟醸…吟醸造りで精米歩合60%以下                                         

・純米大吟醸…吟醸造りで精米歩合50%以下                                                    

                                                       

このように分類されています。                                               

                                                       

松崎酒造さんは純米が65%以上です。                                              

しのやで取り扱っております松崎酒造さんの「廣戸川」は                                                                        

本醸造、特別純米、純米、純米吟醸の4種類です!                                          

                                                       

                                                       

Q.日本酒はどのようにつくられているの?                                          

                                                       

 精米 ~お米を削る~                                          

まず原料であるお米(玄米)を磨きます。                                               

たんぱく質や脂肪が多い、周りの部分を削ることによって、お米の美味しい部分だけを残すそうです。                                               

削って残った部分の割合を「精米歩合」といい、この割合によって日本酒の種類が変わってきます。                                                   

お米を削れば削る程、割れないようにゆっくり削る必要があり、その分時間もかかったり、たくさんの米粒が必要だったりするため、高価なお酒になるそうです。                                                    

精米歩合の数字が低いほど、お米はより磨かれていてグレードが上がっていくそうです。                                                       

                                                       

                                                       

 洗米・浸漬 ~米を洗い、吸水する~                                             

蒸米をつくるために、ムラなのないよう、厳密に時間を図って水を吸わせます。                                                   

洗米機を使う場合が多いですが、精米歩合が高い米は柔らかく砕けやすいので、手作業で行われることが多いそうです。                                               

蒸米の仕上がりに直結するので正確さが要求されます。                                                 

                                                   

                                                       

 蒸し ~仕込みに適した米に蒸し上げる~                                                    

巨大なせいろの中に米を入れ、強い蒸気で蒸します。                                                     

蒸しあがった米は冷気で冷まし、次の作業に備えられます。                                          

                                                       

                                                       

 製麹(せいきく) ~蒸米に麹菌を繁殖させ麹をつくる~                                                  

麹の中で生産された糖化酵素というものが、米のデンプンを分解して糖分を作り、その糖分を酵母が食べることによってアルコールが生産されるそうです。

うまく麹菌を繁殖するよう温度管理に気を遣いながらつくられるのです                                                                                      

                                                        

 酒母(しゅぼ)作り ~お酒のもとをつくる~                                                     

出来上がった麹と蒸米と仕込水に酵母を混ぜ、培養します。

                                          

この作業を経て、甘い香りを漂わす酵母が出来上がります                                          

                                                       

                                                       

 もろみ作り ~酒母を土台に仕込む~                                             

出来上がった酒母に麹、蒸米、水を加えて、もろみを造ります。じっくりと醸されていき、熟成もろみが出来上がります。                                               

                                                       

                                                       

 上槽(じょうそう) ~もろみを絞って清酒と酒粕に分ける~                                                     

松崎酒造さんは1200㎏のうち、500㎏弱ほどの粕が出るそうです。                                           

                                                       

 ろ過 ~固形物や異物を除去する~                                                 

                                                       

                                                       

 火入れ ~加熱をして殺菌し酒質の安定を図る~                                         

火入れがされていないお酒を「生酒」といいます。                                          

殺菌処理が行われていないため早く飲まないと本来の味が変わってしまうそうです。                                            

松崎酒造さんの生酒は完全受注分のみの生産です。                                          

                                                       

 貯蔵・加水 ~貯蔵熟成で風味を増しながら出荷を待つ~                                                        

松崎酒造さんは、サーマルタンクで保管し、出てきたお酒をマイナス温度で瓶詰めされます。                                                

1日に180㎏瓶詰めされて出荷となるそうです。                              

                    

こうやって私たちの手元へ届けられているですね。                                                      

A.相当な時間と手間暇がかかっていることが分かりました。                                          

                                                       

話を戻します。                                            

                                                       

まずはお洒落な蔵の中でお話を伺いました。                                                     

醸造開始は10月から、後半は4月に甑倒しとのことです。                                          

なんと2020年に向けて新しい建屋を建設予定との事です。                                                    

                                                       

今回特別に「麹室」と呼ばれるお部屋に入れていただきました。                                                 

新しい木製の建屋で木の香りがしていました。 

 

                                                 

前室で麹菌を定着させるために、もわっとする40度の温度で50時間寝かせているそうです。                                                                                                    

棚部屋ではステンレスの容器で1回に120㎏の麹をつくっていました。                   12-3㎝の高さにし、手入れた時間が分かるよう、機械が導入されていました。     温度は33度設定になっており、外気との温度差があるのに眼鏡が曇らないんです。なんとまあ、すごいですね。                                           

                                                       

次は麹の寝床=分析室に入れていただきました。                                              

機械で9-10種類の麹菌を分析しているそうです。                                            

                                                       

次は酒蔵です。                                            

中の温度は5度で、ひんやり。既にお酒の香りが漂っていました。                                             

大きな酒造タンクが並んでおり、なんと1200㎏も入るそうです。                                              

タンクの周りには細いホースがぐるぐると巻き付けられていて、このホースに冷水を通してタンク内の温度を保っているそうです。                                                      

梯子に登り、タンクの中を覗かせていただくと、もろみが息をしているかのようにポコポコと動いていました。                                               

                                              

                                               

                                                       

                                                       

最後にアルコール16.5%の原酒を試飲させていただきました。                                                    

 

いつも穏やかにお話してくださる中に、熱い思いと時間と丹精を込めて大変丁寧につくられている杜氏のお人柄と同じように、優しいながらも力強さがしっかりと感じられる味でした。美味しかったです!                                           

                                                       

松崎酒造さんへお邪魔し、お話を聞いたり、酒蔵を見学させていただいたり、実際に試飲させていただいたりと、大変勉強になりました。                                                                   

教えてくださいました祐行さんありがとうございました!                                                                                        

しのやにお越しの際は是非、美味しい廣戸川を味わってみてくださいね。                                                

今日も元気にお待ちしております!!!                                              

2017年しのや感謝祭動画公開

皆様こんにちは!!しのや代表篠原でございます。今年の9月3日に開催した「しのや感謝祭」こちらを動画にまとめてみました。


https://youtu.be/tW_ZXKo8vVE

 

動画では、感謝祭を通して表現したかった内容等恥ずかしながらインタビュー形式で作成させていただきました。恥ずかしかったですが、嘘偽りなく自分の言葉で表現させていただきましたので是非ご覧いただけたなら幸いでございます。

 

ちなみに一発撮りなので日本語が間違ってる。しゃべり方が気持ち悪い。聞きずらい。篠原きらい。等々のクレームは一切受け付けられませんのでご了承ください。笑

 

尚、こちらの動画に載ってしまってまずい方はこちらまで!!

https://shinoya.co/contact.php

 

この思いを胸にいつも仕事に「チームしのや」としてスタッフ一同頑張っていますので今後ともよろしくお願いいたします。

須賀川市にお住まいの方初めまして

皆様こんにちわ!!しのやの篠原です。

 

遂に3店舗目である居酒屋しのや須賀川店オープンいたしました!!しのや須賀川店のコンセプトは、従来のしのやの商品を売れ筋の商品にのみしぼり、商品数を減らし、その代わりにその季節にある食材やお酒にスポットを当てました。

「ふくしまの旬を味わえるお店」

福島には多種多様な食材、お酒がありそれを美味しく食べる食文化も多様にあります。それは季節ごとにいや、月ごとや週ごとに違います。それを「居酒屋しのや」今日の福島を楽しめるお店を目標としてお客様に表現できたらと思います。

内装は極めてシンプルにお座敷のお席とカウンター席のみの全80席の二階建てのお店でございます。

中には掘りごたつ席の10名様まで入れる個室を用意。接待や大事な方とのお食事にも最適です。

 

2階のお座敷席は全50名様まで入れます!!通常は写真のように4名様ずつのテーブル席にしていて15名様程度の個室にすることもできます。

店長の紹介も致します。

名前 鈴木貴文

生年月日 昭和60年11月28日

出身地 古殿町

出身校 日本調理技術専門学校

様々なジャンルの飲食店に勤務。和・洋・中にジャンルを超えた商品の提供が可能です。メニューにない商品のご注文にも喜んで対応いたします。

こんな須賀川店ですが、オープンしたてでご迷惑おかけしますが、ぜひご来店してみてくださいませ。よろしくお願いいたします。

 

 

「私が飲食店を通してお客様にお伝えしたいこと」

「私が飲食店を通してお客様にお伝えしたいこと」
今日はちょっと真面目な話をしますので、長いですが気が向いたら読んでください。私が農家さんを、含めすべての生産者の方々を尊敬、感謝するきっかけのお話です。決して調理する方の批判では無いので、気を悪くされた方はご容赦ください。


私は毎年妻の実家の稲刈りを手伝っております。確か、8年前位から手伝っています。飲食店で働いていながら恥ずかしながらそれが人生で初めての農作業でした。
義父の田んぼは、天日干しでコンバイン等を使わないとても時間と労力が必要なアナログな農法です。
稲を刈って、刈った稲を集めて、稲を掛ける。そして数日してから掛け返し(1度掛けた稲を逆向きにしてまた乾燥させる)をして、脱穀して、籾摺りをして、玄米になる。


文章で書くと3行程度ですが、実際やってみるとこれがものすごーーーく労力と時間がかかりとてもとても大変です!!!農作業初めての私には今までで感じたことのない衝撃でこんなに苦労をして米ができるのかと思うと、お米の大切さを感じました。
そして、数日が過ぎ新米を食べた時はもっと衝撃でした。
「今まで食べた米の中で1番うまい。」
それはおかずがなくても、本当にお米だけでご馳走になる食卓でした。そこには特別な調理人もいなければ特別な調理法でもなく、ただ電子炊飯器でごく一般的な炊き方をしたご飯でした。
この経験は飲食店をしていて、とても新鮮でした。私の義父のお米は別に日本一美味しいお米では無いのだと思います。でも、私にとっては紛れもなく日本一美味しいお米です。
それが何故なのかと思うと自分で実際田んぼに行き、苦労をして刈り取り、一生懸命脱穀、するすをしたお米ということが、ものすごく腕のいい調理人や、極上の品質のお米では無いのです。(
かといっても今時天日干しのお米は貴重でとてもひいき目なしに美味しいお米です)
その生産現場に携わったということが、最高の調味料となり、それが日本一美味しいお米という風に感じれたのだと思います。
私はこの経験を通して農家さんの素晴らしさを感じ、自分が今まで知らなかったことを恥じて、この経験を飲食店で表現したいと思っています。
どの農家さんもこの様に苦労して手間ひまかけて農産物を育てています。その時必要なもの(水、栄養、温度、等)を見極めながら、この労力をかけてると思うとただただ頭が下がります。私にはこういう単純作業しか手伝えませんが、お客様に伝えるにはと日頃から頭を悩ませております。今後もしのやを通して少しでも私のこの感動を伝えられる様に様々な農家さんの力をお借りしながらお客様にお伝えしていければと思います。
ふくしまという土地は街中でも少し車を走らせればすぐに農地があります。皆さん見慣れた風景かもしれませんが、一歩中に入ってみると今までの価値観ではない世界が拡がっているかもしれません。ぜひ私たちと御一緒しませんか?
自分で農作業してから食べる食事とお酒はとても美味しいですし、とても幸せな気持ちになれますよ!!
これは農家さんだけに関わらず、酒蔵さんもそうだと思います。この尊敬の念と感謝の気持ちをお客様の喜びに変わる様に一生懸命努力したいと思っておりますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
長々と読んでいただけた方々ありがとうございました。乱文にて失礼しました!!なんか急に稲刈りの風景を見て思い出したので書かせていただきました!!
失礼いたします!!